(これ… 気に入った!) イッスン 「よォし これで天天邪鬼の出来上がりっとォ!」 イッスン 「……」 イッスン 「…なんて遊んでる場合じゃ ねぇだろォ!?」 イッスン 「こんな面被ったって 喜ぶのは天邪鬼くらいなもんだィ」 イッスン 「こうやって遊んでる間にも クシナダの姉ちゃんは―」 イッスン 「オロチの野郎にあんな事やこんな事を …くっそォ!!」 |
(これ… 描き直せ) イッスン 「…何だィ その露骨に嫌そうな顔はよォ?」 イッスン 「仕方ねェ…描き直してやるから チョイと待ってなァ!」 (何か描く二回目以降) イッスン 「どうだァ!?」 イッスン 「プッハハハハ! 今度こそ上手く行ったぜェ!」 イッスン 「これならお前も納得だろォ?」 (これ… 描き直せ:二回目以降) イッスン 「お前…遠慮なく ダメ出ししやがんなァ」 イッスン 「仕方ねェ…描き直してやるから チョイと待ってなァ!」 |
(成功) イッスン 「や…やりやがったなァこの野郎!」 イッスン 「アマ公こりゃ聞きしに勝る アツい業だぜェ」 イッスン 「これでオロチを黒コゲに! …ってのは さすがに無理かも知れねェが―」 イッスン 「少なくとも木っ端妖怪どもは 猛火の餌食だァ!」 |
(失敗) イッスン 「オイオイオイラの話を ちゃんと聞いてたかァ?」 イッスン 「紅蓮ってのは炎の力を 源にする筆業だァ」 イッスン 「だから炎の上に筆を置いて そこから描き始めなきゃダメだぜェ!」 (失敗四回目以降) イッスン 「お前…この先に進みたくないのかァ?」 イッスン 「…とにかく紅蓮ってのは炎の力を 源にする筆業だってェの!」 イッスン 「いいからまずは炎の上に筆を置いて 適当に線を描けよォ!」 (違う筆業) イッスン 「…そんなの今まで散々 やっただろォ!?」 イッスン 「新しい筆業の威力を 早く見せろってェ!」 (氷には当てずに線を描く) イッスン 「火ゃア〜!! な…何てェ筆業だァ」 イッスン 「ともかくそうやって炎から線を引けば その線が火炎になるのよォ!」 イッスン 「…だけど氷を解かすなら 線の先端を氷に結ばなきゃなァ」 イッスン 「炎から氷へ! 火を運ぶように線を描くんだぜェ!」 (届かない失敗三回目以降) イッスン 「そうそうそうやって…って 何度も失敗するなィこの左巻き!」 イッスン 「炎から描き始めたらその線の先端を 氷に繋げてやれってェの!」 イッスン 「さっさとしろよォ クシナダの姉ちゃんが待ってるぜェ!」 |
(それでも玉座の間へ… 行く!) 天邪鬼 「……」 天邪鬼 「ソノ眼差シ… 漢ノ決意ヲ感ジルンダナ」 天邪鬼 「ソコマデ言ウナラ 玉座ノ間ヘ運ンデヤルンダナ」 天邪鬼 「コレモ運ビ台ノ操縦ヲ預カッタ者ノ 宿命ナンダナ!」 |
(それでも玉座の間へ… 考え直す) 天邪鬼 「オマエ…目ガ泳イデルンダナ」 天邪鬼 「本当ハ怖イクセニ ソンナ冗談ヲ言ウモンジャナインダナ!」 イッスン 「…なァ さっきのはこの毛むくじゃら―」 イッスン 「じ…じゃなくて オイラの気まぐれなだけでよォ」 イッスン 「本当はオロチ様の玉座の間へ 行ってみたいんだってェ!」 イッスン 「…なァ頼むよォ」 イッスン 「この運び台を動かして… 玉座の間まで運んでくれよォ!」 天邪鬼 「オマエ…本気ナノカナ!?」 天邪鬼 「オラタチミタイナ下ッ端ガ 何度モ出タリ入ッタリシテタラ―」 天邪鬼 「バクッ!! …ト喰ワレテシマウンダナ!」 天邪鬼 「オマエ…ソレデモイイノカナ!?」 |