(十六夜の祠に移動、階段に近付く)
イッスン
「…あれェ?」
イッスン
「勢い良く来たのはいいが―」
イッスン
「階段が崩れ落ちちまってるじゃねェか」
イッスン
「…如何な大神サマでも
これを飛び越えるのは無理だよなァ?」
イッスン
「どこか回り道を探すか―」
イッスン
例のアレで行くかだなァ」
イッスン
「……」
イッスン
「オイオイ分かるだろォ?」
イッスン
例のアレって言や
アレに決まってらァ!」
イッスン
「"考える前に飛び込め"」
イッスン
「オイラがいつも言ってるじゃねェか!」
イッスン
「…まァそれをここでやるのは
さすがに勇気がいるけどよォ」


(飛び下りる)
イッスン
「フィ〜」
イッスン
「…随分下まで落ちて来たなァ」
イッスン
「それよりオイラたち…
どこまで落ちて来たんだァ?」
イッスン
「仕方なく飛び下りたとは言え―」
イッスン
「ちゃんとクシナダの姉ちゃんの所まで
辿り着けるんだろうなァ?」
天邪鬼(右)
「オイソコノ綿帽子!」
天邪鬼(右)
「オマエソコデ何ヲヤッテルンダベ!」
天邪鬼(右)
「我ラガ主君ヤマタノオロチ様ノ城―」
天邪鬼(右)
「十六夜ノ祠ニ何ノ用ダベ!」
イッスン
「あ…あれは…!」
天邪鬼(左)
「!!」
天邪鬼(左)
「オ…オマエソノ顔ハ!!」
天邪鬼(右)
「マサカコンナ所ニマデ
入リ込ムトハ思ワナカッタベガ―」
天邪鬼(右)
「ソノ顔ハ間違イナイベ…!」
イッスン
「やるかァ下っ端妖怪!」
イッスン
「お前らみたいなのを相手するほど
ヒマじゃねェが―」
イッスン
「かかってくるなら
オイラもガツン! …と―」
天邪鬼(左)
「…オマエハ―」
天邪鬼(左)
「只ノトボケタ狼!」
イッスン
「な…何ィ?」
天邪鬼(右)
「ナント言ウトボケタ顔ダベ」
天邪鬼(右)
「…コンナトボケタ顔ノ狼ハ
見タ事ガナイベ!」
天邪鬼(左)
「シカモコンナ所マデ
迷イ込ムトハ―」
天邪鬼(左)
「頭ノ方モトボケテルヨウダベ」
天邪鬼(右)
「特ニ害モナサソウダシ―」
天邪鬼(右)
「取リアエズ放ッテオクベカ?」
天邪鬼(左)
「…ソウスルベ」
天邪鬼(左)
「マァ餌クライハヤッテモイイベ」
(野菜をくれる)


天邪鬼(左)
「何ダトボケ狼?」
天邪鬼(左)
「マサカコノ扉ノ向コウヘ
行キタイダベカ?」
天邪鬼(左)
「駄目駄目駄目ダベ!!」
天邪鬼(左)
「ココカラ先ハオマエノヨウナ
動物ノ入ル場所ジャナイベ」
天邪鬼(左)
「ドコカ遠クヘ行ッテ
遊ンデ来ルンダベ!」
天邪鬼(左)
「…マァ餌クライハヤッテモイイベ」


天邪鬼(左)
「何ダトボケ狼?」
天邪鬼(左)
「ココカラ先ハオマエノヨウナ
動物ノ入ル場所ジャナイベ」
天邪鬼(左)
「ドコカ遠クヘ行ッテ
遊ンデ来ルンダベ!」
天邪鬼(左)
「…マァ餌クライハヤッテモイイベ」

(頭突き)
天邪鬼(左)
「ガベッ!?」
天邪鬼(左)
「オラタチハ忙シクテ
構ッテヤル時間ハナインダベ!」


天邪鬼(右)
「ソレニシテモ
本当ニトボケタ顔ダベナ…」
天邪鬼(右)
「…何ダカ餌ヲ
クレテヤリタクナル顔ダベ」
(野菜をくれる)

(頭突き)
天邪鬼(右)
「グベッ!?」
天邪鬼(右)
「…生意気ニ
中々イイ体当タリヲスル奴ダベ!」


(鍾乳洞を進むと雷撃酒が落ちている)
『 雷撃酒を手に入れた 』
イッスン
「こいつは…クシナダの姉ちゃんの
酒じゃねェか」
イッスン
「一応中身はまだ入ってるけど―」
イッスン
「これからオロチ退治だってのに
結局酒はこれだけかァ…」


(羅城門を潜ると黒天邪鬼と戦闘、終了後宝箱から邪鬼面紗を取得)
イッスン
「こりゃ…天邪鬼どもが顔に付けてる
面紗じゃねェか」
イッスン
「まァ真っ白で
何にも書いてないけどよォ」
イッスン
「…でもこんな時でも絵師って奴ァ
真っ白な布を見ると―」
イッスン
「どうしても何か
描きたくなっちまうんだよなァ!」
イッスン
「アマ公ちょっと待ってろィ」
イッスン
「今からオイラが
こいつに一筆加えてやるからよォ!」

(面紗に筆しらべで何か書く)
イッスン
「おおっ!?」
イッスン
「プッハハハハ!
お前中々似合うじゃねェか!」
イッスン
「これならその辺の天邪鬼より
よっぽど男前だぜェ!」

(これ… 気に入った!)
イッスン
「よォし
これで天天邪鬼の出来上がりっとォ!」
イッスン
「……」
イッスン
「…なんて遊んでる場合じゃ
ねぇだろォ!?」
イッスン
「こんな面被ったって
喜ぶのは天邪鬼くらいなもんだィ」
イッスン
「こうやって遊んでる間にも
クシナダの姉ちゃんは―」
イッスン
「オロチの野郎にあんな事やこんな事を
…くっそォ!!」





(これ… 描き直せ)
イッスン
「…何だィ
その露骨に嫌そうな顔はよォ?」
イッスン
「仕方ねェ…描き直してやるから
チョイと待ってなァ!」

(何か描く二回目以降)
イッスン
「どうだァ!?」
イッスン
「プッハハハハ!
今度こそ上手く行ったぜェ!」
イッスン
「これならお前も納得だろォ?」

(これ… 描き直せ:二回目以降)
イッスン
「お前…遠慮なく
ダメ出ししやがんなァ」
イッスン
「仕方ねェ…描き直してやるから
チョイと待ってなァ!」


(天邪鬼に近付く)
天邪鬼(左)
「…ウン?」
天邪鬼(左)
「……」
天邪鬼(左)
「……」
天邪鬼(左)
「…何ダオマエコンナ所デ?」
天邪鬼(左)
「誰カ忍ビ込ム奴ガイナイカ
見回リカ?」
イッスン
「…?」
天邪鬼(右)
「ソウ言エバサッキトボケタ顔ノ狼ガ
迷イ込ンデ来タケド―」
天邪鬼(右)
「…他ニハ別ニ異常ナシダベ」
イッスン
「???」
天邪鬼(左)
「ココハオラタチ二人デ
大丈夫ダカラ―」
天邪鬼(左)
「早ク自分ノ持チ場ニ戻ルベヨ!」
イッスン
「じ…自分の持ち場ァ?」
天邪鬼(右)
「今日ハヤマタノオロチ様ノ
生贄ノ儀式ガ執リ行ワレル日―」
天邪鬼(右)
「ミンナ準備ニ大童デ
遊ンデル暇ハナイハズダベ!」
天邪鬼(左)
「サァサァ!
中ニ入ッテ仕事スルダベ!」
イッスン
「あ…あァ
それじゃそうすらァ」


天邪鬼(左)
「…マダコノ辺ヲ
ウロウロシテルダベカ?」
天邪鬼(左)
「仕事ヲサボッテ
オロチ様ニ怒ラレテモ知ラナイダベヨ!」

(頭突き)
天邪鬼(左)
「ガベッ!?」
天邪鬼(左)
「何ダ何ダ! オラタチハ
争イハ嫌イナンダベ!」


天邪鬼(右)
「ナ…何ダベ?」
天邪鬼(右)
「オラタチハサボラズ
チャント仕事シテルベヨ!」

(頭突き)
天邪鬼(右)
「グベッ!?」
天邪鬼(右)
「ラ…乱暴ハ止メルベ!」


天邪鬼
「ウン…?」
天邪鬼
「…オマエ見ナイ顔ジャン」
天邪鬼
「……」
天邪鬼
「デモソノ面…中々イイ柄ジャン!」


天邪鬼
「ソノ面…イイ柄シテルジャン」
天邪鬼
「オラノ面ト交換シテクレ!」
天邪鬼
「…ッテ言ッテモ駄目ジャンナァ」

(頭突き)
天邪鬼
「ジャンッ!?」


天邪鬼
「ハァ…前菜料理ノ準備ハ
マダダベシカ?」
天邪鬼
「オロチ様ハイツモ
人間ノ生贄ヲ召シ上ガル前ニ―」
天邪鬼
「必ズ前菜料理ヲゴ所望ニナルベシ」
天邪鬼
「…デモソノ前菜料理ノ準備ガ―」
天邪鬼
「イツマデ経ッテモ終ワラナイベシ!」
天邪鬼
「早ク用意シナイト
オロチ様カラ大目玉ヲ喰ラウベシ」
天邪鬼
「マッタク調理場ノ連中ハ
何ヲヤッテルベシカ…?」


天邪鬼
「ソコノ美食ノ鐘
無闇ニ鳴ラシタラ駄目ダベシヨ!」
天邪鬼
「アレハ前菜料理ノ準備ガ出来タ時ニ
鳴ラス鐘
ダカラ―」
天邪鬼
準備モ出来テナイノニ鳴ラシタラ
オロチ様カラオ仕置キヲサレル
ベシ!」

(頭突き)
天邪鬼
「ベシッ!?」


天邪鬼
「オウッ!?」
天邪鬼
「何ダオマエ…
仕事ヲ代ワッテ欲シイノカナ?」
天邪鬼
「…ソレダケハ絶対駄目ナンダナ!!」
天邪鬼
「オラハコノ運ビ台ノ操縦ヲ
前カラヤリタクテ―」
天邪鬼
「ズ〜ット順番待チシテタンダナ!」
天邪鬼
「取ッ手ヲグルグル回シテ―」
天邪鬼
「コノ運ビ台ヲ操縦スルノガ
楽シミダッタンダナ!」
天邪鬼
コノ下ノ水ガ引ケタラ―」
天邪鬼
「オラ思ウ存分
運ビ台ヲ上下サセルンダナ!」


天邪鬼
「オラハコノ運ビ台ノ操縦ヲ
前カラヤリタクテ―」
天邪鬼
「ズ〜ット順番待チシテタンダナ!」
天邪鬼
足元ノ水ガ引ケタラ―」
天邪鬼
「オラ思ウ存分
運ビ台ヲ上下サセルンダナ!」

(頭突き)
天邪鬼
「オウッ!?」


(看板を調べる)
『 「コノ先調理場」 』
イッスン
「ウェップ…すんげえ異臭が
中から匂ってくるぜェ」


天邪鬼
「…ハテ?」
天邪鬼
「コノ忙シイ時ニ料理長
一体何処ヘ行ッタンダベサ?」
天邪鬼
「サッキマデソコデノ大鍋
料理ノ準備ヲシテタンダベガ―」
天邪鬼
「イツノ間ニカ
姿ガ見エナクナッテルベサ!」


天邪鬼
「料理長…サッキマデソコノ大鍋
料理ノ準備ヲシテタンダベサ」
天邪鬼
「早ク前菜料理ヲ仕上ゲナイト
マタオロチ様ニドヤサレルベサ!」

(頭突き)
天邪鬼
「ベサッ!?」


(大鍋の蓋を開けると中に天邪鬼が)
料理長 味美
「熱ッヂヂヂヂヂヂヂヂヂィ〜ッ!!」
料理長 味美
「ソ…ソコノアナタ!」
料理長 味美
「早ク…早ク
引ッ張リ上ゲテ頂戴ッ!!」
料理長 味美
「熱ッヂヂヂヂヂヂヂヂヂィ〜ッ!!」

料理長 味美
「フゥ〜ッ」
料理長 味美
「一時ハドウナル事カト思ッタワ」
料理長 味美
「私…コノ調理場ヲ預カッテル
料理長―」
料理長 味美
「味天邪鬼味美ヨ!」
『 妖怪料理長 味美 』
料理長 味美
「オロチ様ヘノ愛情ヲ込メ過ギテ―」
料理長 味美
「思ワズコノ身マデ
奉ゲヨウトシテシマッタワ♪」
イッスン
「あ…愛情?」
料理長 味美
「アラアナタ!
中々イカシタオ面ヲ付ケテルジャナイ」
料理長 味美
「…チョット私ノ助手ヲ
務メテミル気ナァイ?」
イッスン
「助手ゥ!?
…イヤ別にオイラは―」
料理長 味美
「オロチ様ガ人間ノ生贄ヲ
オ召シ上ガリニナル前ニ―」
料理長 味美
「早ク前菜料理ヲ
仕上ゲナクチャナラナイノヨ」
料理長 味美
「オ願イ! オ礼ハ弾ムカラ♪」
イッスン
「待て待て! …オイラたちは
ここへ手伝いに来たと言うよりも―」
イッスン
「何て言うか…その―」
料理長 味美
「助手ッテ言ッテモ
ソンナニ大変ナ仕事ジャナイノヨ?」
料理長 味美
「タダ…後少シデ
料理ガ完成スルッテ言ウノニ―」
料理長 味美
「隠シ味ニ必要ナ
肝心ノ裏食材ヲ切ラシチャッタノ!」
料理長 味美
「ソレガ無クテモ
料理ハ完成スルケド―」
「少シデモ愛スル方ノタメニ
心ヲ込メタイジャナイ?」
イッスン
「……」
イッスン
「そのこだわり…分かるぜェ」
イッスン
「別に無くても困らねェが
あったら確かに質が向上する―」
イッスン
「だったら…
それを求めるのが漢ってモンだィ!」
イッスン
「その話乗ったァ!」
料理長 味美
「決マリネ♪」
料理長 味美
「…集メテ来テ欲シイ裏食材ハ
全部デ4ツナノ」
料理長 味美
「今カラソレヲ教エルカラ―」
料理長 味美
コノ十六夜ノ祠ノ中デ
探シテ来テ
頂戴!」
料理長 味美
「…ジャア言ウワヨ?」
料理長 味美
「"鬼灯ノ肝"!」
料理長 味美
「"氷唇輪入道ノ唇"!」
料理長 味美
「"朱目輪入道ノ目玉"!」
料理長 味美
「"黒天邪鬼ノ角"!」
料理長 味美
「…チャント覚エタカシラ?」
料理長 味美
「ソレジャヨロシク頼ンダワヨ♪」
料理長 味美
「…ソウソウ私ガ持ッテル鍵ヲ
一ツ渡シテオクワ」
料理長 味美
「後ハ自力デ頑張ッテ頂戴ネ!」


料理長 味美
「必要ナ裏食材ハ全部デ4ツヨ」
料理長 味美
「"鬼灯ノ肝"!」
料理長 味美
「"氷唇輪入道ノ唇"!」
料理長 味美
「"朱目輪入道ノ目玉"!」
料理長 味美
「"黒天邪鬼ノ角"!」
料理長 味美
「…チャント覚エタカシラ?」
料理長 味美
「ソレジャヨロシク頼ンダワヨ♪」

(頭突き)
料理長 味美
「イヤン!」


料理長 味美
「アラアナタ…何ヲヤッテルノ!?」
料理長 味美
「手ブラデ帰ッテ来タラ
何ノ意味モ無イジャナイ!」
料理長 味美
「必要ナ裏食材ハ全部デ4ツ―」
料理長 味美
「サッサト集メテ来テ頂戴ッ!」


料理長 味美
「アラ…マダ何カ用?」
料理長 味美
「必要ナ裏食材ハ全部デ4ツ―」
料理長 味美
「サッサト集メテ来テ頂戴ッ!」


天邪鬼
「料理長ガ鍋ニ落チテタノ…
実ハ知ッテタンダベサ」
天邪鬼
「…デモアレハアレデ
イイ出汁ガ取レタベサ?」
イッスン
「……」
天邪鬼
「マァソレハソレトシテ…
調味料集メヨロシク頼ンダベサ」
天邪鬼
「ホレ…地図ニ印ガ付イテルベサ?」
天邪鬼
「ソレヲ頼リニ探シテ回ッタラ
イイベサ!」


天邪鬼
「調味料集メヨロシク頼ンダベサ」
天邪鬼
「地図ノ印ヲ頼リニ探シタラ
スグ見ツカルベサ」
天邪鬼
「早クシナイト…
オロチ様カラ大目玉ヲ喰ラウベサ!」


(看板を調べる)
『 「足元ニ注意セヨ!」 』
イッスン
「ポアッとしてると痛い目
見るから注意しろよォ!」


(目玉灯篭を調べる)
イッスン
「何だァ?
この目ン玉灯篭は?」
イッスン
「パッチリおメメで
キョロキョロしてらァ」
イッスン
「…気持ち悪ィ奴だぜェ」
イッスン
「この目ン玉がピシャッと
閉じりゃ気分も良くなるんだけどよォ」


(扉を調べる)
イッスン
「この岩戸ガッチリ閉まってるぜェ」
イッスン
「鍵穴もどこにもねェな…
どうやったら開くんだァ?」


(灯篭を一閃して調べる)
イッスン
「ヘヘッ! こいつはいいや!
目ン玉がピシャッと閉じちまったぜェ」
イッスン
「この目ン玉灯篭何かのスイッチに
なってるみたいだなァ」
イッスン
「他にもあったら
ズバッと一発かましてやろうぜェ!」


(看板を調べる)
『 「足場壊レヤスイノデ気ヲツケル事」 』
イッスン
「…気ィつけろよォ
抜き足差し足ってな具合になァ」


(看板を調べる)
『 「鹿威シデ合図スベシ」 』
イッスン
「…って書いてあらァ」


天邪鬼
「ハァ…」
天邪鬼
「コンナ所ノ見張りナンテ
チットモ面白クネェッチ」
天邪鬼
「合図ガアッタラ
ソコノ壁ニアル蓋ヲ開ケテ―」
天邪鬼
「閉メロッテ言ワレリャ閉メル…
ソレダケノ毎日ダッチ」
天邪鬼
「オラァ完全ニ歯車ノ一個ダッチ!」


天邪鬼
「合図ガアッタラ
ソコノ壁ニアル蓋ヲ開ケテ―」
天邪鬼
「閉メロッテ言ワレリャ閉メル毎日…」
天邪鬼
「オラァ完全ニ歯車ノ一個ダッチ!」

(頭突き)
天邪鬼
「ダチッ!?」


(鹿威しで蓋を開けてから)
天邪鬼
「オ…オメエ
合図モナシニ蓋ヲ開ケチマッテ―」
天邪鬼
「オロチ様ニ怒ラレテモ
知ラネェッチヨ?」
天邪鬼
「オラタチハ雑魚ノ中ノ雑魚…
タダノ歯車ダッチ」
天邪鬼
「歯車ハ歯車ラシク
言ワレタ事以外シナイノガ筋ッチ!」


(床を調べる)
イッスン
「…ん?
何だいここはァ?」
イッスン
「下から風が
スース―吹き上がって来らァ」


(灯篭を一閃して開いた床の穴を調べる)
イッスン
「…おっとォ
見てみろよォアマ公」
イッスン
「この穴ボコの奥…
毒沼が広がってらァ」
イッスン
「いくらお前でもこんな所に
落ちたらひとたまりもねェや」


天邪鬼
「ゴクリ…」
天邪鬼
「イザ足元ノ水ガ引ケテミルト―」
天邪鬼
「思イノホカ下ガ深クテ
ア…足ガスクムンダナ!」
天邪鬼
「オラガコノ取ッ手ヲ
シッカリ持ッテナイト―」
天邪鬼
「コノ運台ガ
下マデ落ッコチテシマウンダナ!」
天邪鬼
「言ッテオクケドオマエ―」
天邪鬼
オラニ絶対チョッカイ出シタリ
スルナ
ナンダナ!」


天邪鬼
「オラガコノ取ッ手ヲ
シッカリ持ッテナイト―」
天邪鬼
「コノ運台ガ
下マデ落ッコチテシマウンダナ!」
天邪鬼
「言ッテオクケドオマエ―」
天邪鬼
オラニ絶対チョッカイ出シタリ
スルナ
ナンダナ!」


天邪鬼
「イッシシシシ!」
天邪鬼
「オラァコノ辺リノ
扉番ナンデシケド―」
天邪鬼
「ヤッパリ生キ甲斐ッテ言ヤァ
扉ノ守リヲ厳重ニスル事デシナァ」
天邪鬼
「…コノ間モ
扉ニアル仕掛ケヲ加エテ―」
天邪鬼
「簡単ニハ開ケラレナイヨウニ
シタデシヨ」
天邪鬼
「扉ヲ開ケヨウト
必死デ頑張ル奴ノ姿ハ―」
天邪鬼
「イツ見テモ笑エルデシヨ!」
天邪鬼
「イッシシシシ!」


天邪鬼
「扉ヲ開ケヨウト
必死デ頑張ル奴ノ姿ハ―」
天邪鬼
「イツ見テモ笑エルデシヨ!」
天邪鬼
「イッシシシシ!」

(頭突き)
天邪鬼
「イシッ!?」


(氷漬けの火の鳥像を調べる)
イッスン
「何だいィ?
この石像氷漬けになっちまってるぜェ」
イッスン
「そういやここ
ずいぶんひんやりしてるじゃねェか」
イッスン
「……」
イッスン
「オイアマ公
こいつはただの冷気じゃねェ!」
イッスン
「気をつけろォ!
妖怪が近くに入るぜェ!」
(氷唇輪入道が出現、倒すと石像の氷が溶け炎に包まれる)
イッスン
「この火の鳥…石像だよなァ?」
イッスン
「…まるで生きて羽ばたいてるように
見えるぜェ」
(空が輝き星座が出る、成功すると煙管を銜えた巨大な翼の鶏が出現)
燃神
「おお…
我らが慈母アマテラス大神」
燃神
「禍々しき祠にて
物の怪に力を封ぜられしより―」
燃神
「遥けき時が過ぎ行くも
我 御許を偲ばざる事はなし」
燃神
「御許の通力にて
我が呪縛祓われたる今―」
燃神
「この燃神
激しく燃え立つ烈火となりて―」
燃神
「世を覆う暗雲を焼き祓わん!」
(燃神がアマテラスに宿る)
イッスン
「こ…こんな所で筆神サマかよォ?」
イッスン
「…こりゃ心細い所で
強烈な味方が加わったモンだァ!」
イッスン
「十三の筆業の中で
最も苛烈な神サマ燃神―」
イッスン
「その業紅蓮はあらゆる物を
片っ端から焼き尽くすって言うぜェ!」
イッスン
「最初のエモノは―」
イッスン
「あの氷だァ!」
イッスン
「いいかァアマ公…紅蓮ってのは
炎の力を源にする筆業よォ」
イッスン
「…つまり炎の上に筆を置いて
そこから線を描けば
―」
イッスン
線に炎の力が宿って
たちまち火炎が生まれる
ってンだ」
イッスン
「説明より実践だィ
あの氷で試そうじゃねェか!」
イッスン
「まずは燃え盛る火の鳥像に筆を置いて
氷に向かって線を描く
んだァ!」

(成功)
イッスン
「や…やりやがったなァこの野郎!」
イッスン
「アマ公こりゃ聞きしに勝る
アツい業だぜェ」
イッスン
「これでオロチを黒コゲに! …ってのは
さすがに無理かも知れねェが―」
イッスン
「少なくとも木っ端妖怪どもは
猛火の餌食だァ!」








































(失敗)
イッスン
「オイオイオイラの話を
ちゃんと聞いてたかァ?」
イッスン
「紅蓮ってのは炎の力を
源にする筆業だァ」
イッスン
「だから炎の上に筆を置いて
そこから描き始めなきゃダメ
だぜェ!」

(失敗四回目以降)
イッスン
「お前…この先に進みたくないのかァ?」
イッスン
「…とにかく紅蓮ってのは炎の力を
源にする筆業だってェの!」
イッスン
「いいからまずは炎の上に筆を置いて
適当に線を描け
よォ!」

(違う筆業)
イッスン
「…そんなの今まで散々
やっただろォ!?」
イッスン
「新しい筆業の威力を
早く見せろってェ!」

(氷には当てずに線を描く)
イッスン
「火ゃア〜!!
な…何てェ筆業だァ」
イッスン
「ともかくそうやって炎から線を引けば
その線が火炎になる
のよォ!」
イッスン
「…だけど氷を解かすなら
線の先端を氷に結ばなきゃ
なァ」
イッスン
「炎から氷へ!
火を運ぶように線を描くんだぜェ!」

(届かない失敗三回目以降)
イッスン
「そうそうそうやって…って
何度も失敗するなィこの左巻き!」
イッスン
炎から描き始めたらその線の先端を
氷に繋げてやれ
ってェの!」
イッスン
「さっさとしろよォ
クシナダの姉ちゃんが待ってるぜェ!」


天邪鬼
「ウィ〜ッ
久シブリニお客サンダンベカ?」
天邪鬼
「…最近誰モ来ナイカラ
取ッ手ガ錆ビ付イチマウト思ッタンベ」
天邪鬼
「ソレジャア一丁景気良ク―」
天邪鬼
「運ビ台ヲ上ゲルトスルダンベカァ!」
天邪鬼
「ウィ〜ッ!」


天邪鬼
「オ客サン…
マタ乗リタイダンベカ?」
天邪鬼
「ソレジャア一丁景気良ク―」
天邪鬼
「運ビ台ヲ上ゲルトスルダンベカァ!」
天邪鬼
「ウィ〜ッ!」


(到着後)
天邪鬼
「ウィ〜ッ
乗リ心地ハドウダッタンベカ?」
天邪鬼
「オラコノ道ニ入ッテ
彼此八十年ニナルンベ」
天邪鬼
「…ダカラマタ安心シテ
乗リニ来ルダンベヨ!」


天邪鬼(大広間)
「ス…スリル満点ナンダナ!」
天邪鬼
「コノ仕事ガ
病ミ付キニナッテ来タンダナ!」


(さっき崩れた橋に近付く)
イッスン
「おっとっとォ」
イッスン
「そう言やこの橋…誰かサンが
バリッと壊しちまったんだっけェ?」
イッスン
「…アマ公
お前以外にズッシリしてるよなァ」
イッスン
橋が壊れたってお前なら例のアレで
チョチョイのチョイ
だろうが―」
イッスン
「もう少しこう…食い気を抑えた方が
いいんじゃねェか?」


(看板を調べる)
『 「足場壊レヤスイノデ気ヲツケル事」 』
イッスン
「このオンボロ祠…相当ガタが
来てるみてェだなァ」


(奥の部屋で破魔鍵を取って出て来るとオロチの咆哮が)
イッスン
「今のは…
オロチの野郎の鳴き声じゃねェか」
イッスン
「腹が減って催促の雄叫びたァ
いいご身分だぜェ」
イッスン
「…!?」
イッスン
「ま…まさかオロチの野郎
前菜を待ち切れなくなって…?」
イッスン
「アマ公! クシナダの姉ちゃん…大丈夫だよなァ!?」


(看板を調べる)
『 「髑髏砂場
  玉遊ビ禁止」 』
イッスン
「…天井から
ボロボロ砂が降って来らァ」
イッスン
「アマ公…ここは
慎重に慎重を重ねて行くぜェ」


(灯篭を一閃すると一瞬風が吹いて足場が見える)
イッスン
「…???」
イッスン
「いま砂が舞った時―」
イッスン
「一瞬だけ目の前のガケに道が
現れたような…?」


(看板を調べる)
『 「大砲故障中ニツキ大変危険
   使用禁止デス」 』
イッスン
「禁止って言われると
思わずやってみたくなるのが―」
イッスン
「…漢ってモンだぜェ!」


天邪鬼の行商人
「ンギャ?」
天邪鬼の行商人
「仕事ノ合間ニ
オヤツデモ買イニ来タンダギャ?」
天邪鬼の行商人
「…ドレデモ好キナ物ヲ
売ッテヤルケド―」
天邪鬼の行商人
「金ハキッチリ頂クダギャ!」


天邪鬼の行商人
「オマエ…休憩ノ多イ奴ダギャ」
天邪鬼の行商人
「…マァ金サエ払ッテクレレバ
文句ハナイダギャ!」

(頭突き)
天邪鬼の行商人
「ンギャッ!?」


(裏食材を一つ持って行った場合)
料理長 味美
「アラァ!」
料理長 味美
「ソレソレ! ソレヨォ!」
料理長 味美
「チャント集メテ来タジャナイ
白玉チャン♪」
イッスン
「し…白玉ァ?」
『 ○○を渡した 』
料理長 味美
「フン♪ フン♪ フン♪」
料理長 味美
「裏食材ガ一ツ加ワル度ニ―」
料理長 味美
「オロチ様ヘノ愛情モ
深マッテ行クノヨネン♪」


料理長 味美
「アラ…マダ何カ用?」
料理長 味美
「必要ナ裏食材ハ後○ツ―」
料理長 味美
「サッサト集メテ来テ頂戴ッ!」


(裏食材を二つ以上纏めて持って行った場合)
料理長 味美
「アラ? アラ? アラァ!?」
料理長 味美
「アナタ…裏食材ヲ
一度ニコンナニ集メテ来タノ!?」
料理長 味美
「手際ガイイジャナイ!
…サスガ私ガ見込ンダ助手ネ♪」
イッスン
「ま…まァな
コッチもイロイロ急いでるからよォ」
『 ○○を渡した 』
『 ○○を渡した 』
料理長 味美
「フン♪ フン♪ フン♪」
料理長 味美
「裏食材ガ一ツ加ワル度ニ―」
料理長 味美
「オロチ様ヘノ愛情モ
深マッテ行クノヨネン♪」
(食材が全て集まると)
料理長 味美
「サァテ!」
料理長 味美
「裏食材ガ全部集マッタトコロデ―」
料理長 味美
「仕上ゲノ調合ヲ
シチャオウカシラ♪」
料理長 味美
「…料理長味美行クワヨ!」
料理長 味美
「真心ト…ソシテ愛ヲ込メテ―」
料理長 味美
「イザ味神楽ヲ奉ゲマス!!」
(裏食材を鍋に投げ込む味美)
料理長 味美
「出来タ…」
料理長 味美
「出来タワ!」
料理長 味美
「主菜ノ味ワイヲ極限マデ引キ出ス
珠玉ノ前菜―」
料理長 味美
「"掃キ溜メ風下種ノコネクリ煮込ミ"
ガツイニ完成シタワ!!」
料理長 味美
「私ノ料理人生ヲ懸けた最高傑作―」
料理長 味美
「…コレナラ主菜クシナダノ味ヲ
何倍ニモ高メル事ガ出来ルワ!」
料理長 味美
「サァ…オロチ様ハオ待チカネヨ」
料理長 味美
「大広間ヘ行ッテ
前菜料理ノ完成ヲ告ゲル―」
料理長 味美
美食ノ鐘ヲ鳴ラシテ来テ頂戴」
料理長 味美
「…ソノ麗シキ鐘ノ音ガ―」
料理長 味美
「血ノ晩餐ノ幕ヲ
切ッテ落トスノヨ!」


料理長 味美
「チョット白玉チャン!
…何ヲグズグズシテルノ?」
料理長 味美
「早クシナイトセッカクノ料理―」
料理長 味美
「"掃キ溜メ風下種ノコネクリ煮込ミ"
ガ冷メチャウジャナイノ!」
料理長 味美
「サッサト大広間ヘ行ッテ
前菜料理ノ完成ヲ告ゲル―」
料理長 味美
美食ノ鐘ヲ鳴ラシテ来テ頂戴」
料理長 味美
「…ソノ麗シキ鐘ノ音ガ―」
料理長 味美
「血ノ晩餐ノ幕ヲ
切ッテ落トスノヨ!」


天邪鬼
「後ハ大広間ノ鐘ヲ鳴ラシテ
オロチ様ニ料理ノ完成ヲ伝エルベサ」
天邪鬼
「早クシナイト…
オロチ様カラ大目玉喰ラウベサ!」


天邪鬼
「サァテオ待チカネ!」
天邪鬼
「料理ノ準備モ出来タシ
美食ノ鐘ヲ思イ切リ鳴ラスベシ!」
天邪鬼
オロチ様ノ首ノ数ト同ジダケ
シッカリ鳴ラスベシヨ!」
天邪鬼
「本当ハ鐘ヲ鳴ラスノハ
オラノ役目ダベシガ…」
天邪鬼
「オマエガズット鳴ラシタソウナ
顔ヲシテルカラ―」
天邪鬼
「…特別ニ役目ヲ譲ルベシヨ」
天邪鬼
「タダシ…妖術ヲ使ッテ
楽シテ鳴ラシタラ駄目ダベシ」
天邪鬼
「チャント心ヲ込メテ
全身全霊デブチ鳴ラスベシヨ!」


天邪鬼
「料理ノ準備モ出来タシ
美食ノ鐘ヲ思イ切リ鳴ラスベシ!」
天邪鬼
オロチ様ノ首ノ数ト同ジダケ
シッカリ鳴ラスベシヨ!」
天邪鬼
「本当ハ鐘ヲ鳴ラスノハ
オラノ役目ダベシガ…」
天邪鬼
「オマエガズット鳴ラシタソウナ
顔ヲシテルカラ―」
天邪鬼
「…特別ニ役目ヲ譲ルベシヨ」
天邪鬼
「何度モ言ウケド…妖術ヲ使ッテ
楽シテ鳴ラシタラ駄目ダベシ」
天邪鬼
「チャント心ヲ込メテ
全身全霊デブチ鳴ラスベシヨ!」


(鐘を頭突きで八回鳴らすと天井の呪い封印が解ける)

天邪鬼
「コノ後ガ怖イベシ…」
天邪鬼
「モシオロチ様ガ
料理ヲ気ニ入ッテ下サラナカッタラ―」
天邪鬼
「オラタチ皆ガ大目玉ヲ喰ラウベシ!」
天邪鬼
「ハァ…
下ッ端ハツライベシナァ」


料理長 味美
「イヨイヨ私ノ料理ガ
オロチ様ノオ口ニ入ルノネ…」
料理長 味美
「嗚呼…考エルダケデ
体火照ッテ来ルワ!」


天邪鬼
「キ…緊張シタンダナ!」
天邪鬼
「オロチ様ノ玉座ノ間
チラット見タンダケド―」
天邪鬼
「ソレハモウ
オッカナイ雰囲気ダッタンダナ!」
イッスン
「悪いんだけどよォ…」
イッスン
「またこの運び台を動かして
その玉座ノ間まで運んでくれねェか?」
天邪鬼
「ナ ナ ナ…」
天邪鬼
「何ヲ言ッテルンダナ!」
イッスン
「頼むってェ!」
イッスン
「オイラだってオロチ様の
その玉座ノ間ってやつを―」
イッスン
「ちょっとだけ見てみたいんだよォ!」
天邪鬼
「ソ…ソンナ事言ッタッテオマエ…」
天邪鬼
「オラタチミタイナ下ッ端ガ
何度モ出タリ入ッタリシテタラ―」
天邪鬼
バクッ!!
…ト喰ワレテシマウンダナ!」
天邪鬼
「オマエ…ソレデモイイノカナ!?」

(それでも玉座の間へ… 行く!)
天邪鬼
「……」
天邪鬼
「ソノ眼差シ…
漢ノ決意ヲ感ジルンダナ」
天邪鬼
「ソコマデ言ウナラ
玉座ノ間ヘ運ンデヤルンダナ」
天邪鬼
「コレモ運ビ台ノ操縦ヲ預カッタ者ノ
宿命ナンダナ!」



















(それでも玉座の間へ… 考え直す)
天邪鬼
「オマエ…目ガ泳イデルンダナ」
天邪鬼
「本当ハ怖イクセニ
ソンナ冗談ヲ言ウモンジャナインダナ!」


イッスン
「…なァ
さっきのはこの毛むくじゃら―」
イッスン
「じ…じゃなくて
オイラの気まぐれなだけでよォ」
イッスン
「本当はオロチ様の玉座の間へ
行ってみたいんだってェ!」
イッスン
「…なァ頼むよォ」
イッスン
「この運び台を動かして…
玉座の間まで運んでくれよォ!」
天邪鬼
「オマエ…本気ナノカナ!?」
天邪鬼
「オラタチミタイナ下ッ端ガ
何度モ出タリ入ッタリシテタラ―」
天邪鬼
バクッ!!
…ト喰ワレテシマウンダナ!」
天邪鬼
「オマエ…ソレデモイイノカナ!?」