(神州平原に移動)

名も無き男
「おおワン公! 俺の一輪挿し第一作目
瑠璃駒は大事に使ってるか?」
名も無き男
「実はあれからもっといい奴が
焼き上がってな…ホラ!」
『 一輪挿し第二作 藍駒だ! 』
名も無き男
「そろそろ陶芸の勘を取り戻して来たよ」
名も無き男
「お前気に入ったなら
持って行ってもいいぞ!」


名も無き男
「何だその"前のと大差ない"…とでも
言いたげな顔は?」
名も無き男
「馬鹿者よ〜く見てみろ!
…ホラ色艶が何とも言えないだろ?」


(一輪挿しを供えてから)
名も無き男
「おおワン公
あの一輪挿しの様子はどうだ?」
名も無き男
「今頃美しい花を抱いて
幸せにしているだろうかな…」


タマヤ
「そろそろ年に一度の村祭りが
近付いて来やがったなぁ!」
タマヤ
「俺の花火魂にも火が付いて
新作も完成に近付いて来たし―」
タマヤ
「祭りの夜にはみんなの度肝を抜く
怒エラい玉をブチ上げてやるぜ!」


タマヤ
「…何だおめぇら
俺の新作が気になるのか?」
タマヤ
「ようしそれじゃ特別
一足先に見せてやろうじゃねぇか」
タマヤ
「花火師タマヤ行きます!」
タマヤ
「大輪一番星
天駆ける伝説ブラザァズの舞!」
(上手く行かずに失敗)
タマヤ
「ま…まぁ本番じゃ
もう少し火薬の量を減らすけどなぁ」


タマヤ
「な…何だおめぇら
まだ俺の新作が見てぇのか?」
タマヤ
「しょうがねぇな…
じゃあ篤と見やがれコンチクショウ!」
タマヤ
「花火師タマヤ行きます!」
タマヤ
「大輪一番星
天駆ける伝説ブラザァズの舞!」
(やっぱり失敗)
タマヤ
「お…俺も忙しいから
そろそろ帰ってくれねぇか?」
イッスン
「アマ公…意地の張り加減じゃ
タマヤの兄サンもお前に負けないぜェ」


(クサナギ村に移動)

井戸端のおばちゃん(赤)
「ねえねえ聞いてよ!」
井戸端のおばちゃん(赤)
風神宮に祀られた風の神さまは…
元々太陽の神さまの従者なんだって!」
井戸端のおばちゃん(赤)
「でも太陽の神さまは百年も前に
怪物に負けて死んじゃったんでしょ?」
井戸端のおばちゃん(赤)
「太陽の神さまが住んでいた天の国
怪物に襲われて滅びたって話だし…」
井戸端のおばちゃん(赤)
「世も末だねぇ」


井戸端のおばちゃん黄
「…ねえねえそんな事より
こんな話知ってる?」
井戸端のおばちゃん(黄)
「神州平原の東に
ハラミ湖っていう湖があるじゃない」
井戸端のおばちゃん(黄)
「最近その湖の大きな鳥居の向こうから
怪物の鳴き声が聞こえるんですって!」
井戸端のおばちゃん(黄)
「湖の真ん中に建っていた十六夜の祠
一晩で消えちゃったっていう話だし―」
井戸端のおばちゃん(黄)
「やっぱり祠に祀られていた怪物の
呪いかしらねぇ」


ヘチマ畑の男
「いやぁやっぱり
竹取じいのカゴは違うなぁ!」
ヘチマ畑の男
「ホラヘチマを幾ら入れても
全然溢れないんだ」
ヘチマ畑の男
「…何だいそのカゴの違いが
分からないって言いたそうな目は?」
ヘチマ畑の男
「良く見てごらんよ
全く違うじゃないか!」


ヘチマ畑の男
「オラのこのカゴへのこだわり…
誰にも分かってもらえないんだよね」


(名前を全部消す前に話しかける)
ハルカ
「あらチビ玉ちゃん久しぶり!
「どうしたの? そんな嬉しそうに
ピョンピョン飛び跳ねて…」
『 ハルカの仇討ち血判状を見せた 』
ハルカ
「…まあ!
血判状の名前が消えてるじゃないの!」
ハルカ
「キャ〜
すごいじゃないチビ玉ちゃん!」
ハルカ
「その調子で仇の妖怪を
バンバンやっつけちゃってよ!」


ハルカ
「チビ玉ちゃんって本当にすごいのね!」
ハルカ
「私なんて妖怪に投げた石が外れて
蜂の巣に当たったり…ドジばっかり」
ハルカ
「あの時…まさかおっ父が
あの蜂の巣の下で昼寝してるなんて…!」
イッスン
「お…親の仇ってまさか
それの事じゃないだろうなァ!?」


ハルカ
「あらチビ玉ちゃん久しぶり!
無事な顔が見られて良かったわ」
『 ハルカの仇討ち血判状を見せた 』
ハルカ
「……」
ハルカ
「ウ ウ ウ ウッソォ〜ッ!?」
ハルカ
「血判状の仇の名前が
全部消されてるじゃないの!」
ハルカ
「…そう言えばいつの間にか
胸がスッキリして晴々した気分だわ」
ハルカ
「本当にチビ玉ちゃんが仇討ちを
果たしてくれたのね!」
ハルカ
「…グスッうれしい…
本当に何て言ったらいいのか…」
ハルカ
「お礼をするって約束だけど
今の私にはこんな物しかないわ」
『 黄金砥粉をもらった! 』
ハルカ
「仇討ちをしてもらったのに
大したお礼も出来なくてごめんね…」
ハルカ
「…でもおっ父が大切にしていた物なの
大切に使ってね」


ハルカ
「仇討ちをしてもらったのに
大したお礼も出来なくてごめんね…」
ハルカ
「…でもおっ父が大切にしていた物なの
大切に使ってね」
ハルカ
「それじゃチビ玉ちゃんと白ワンちゃん
旅の道中気を付けて」
ハルカ
「私ももう少し強くなれるよう
今度は修行の旅に出るから!」
イッスン
「あ…あんまり無理すんなよォ」

(頭突き)
ハルカ
「やんチビ玉ちゃんすごい!」


フセ姫
「おおデコボコ隊のお二人!
待っていましたよ」
イッスン
「デ…デコボコ隊はやめろォ!」
フセ姫
「…そんな事より
残る三人の八犬士たちですが―」
フセ姫
「彼らの発する気に
変化が生ずるのを感じたのです」
フセ姫
「そなたたち…彼らについて
何か知ってはいませんか?」
イッスン
「……」
イッスン
「…それがよォ」
イッスン
「その残り三匹の八犬士たちだけど―」
イッスン
「全員見つけたぜェ」
フセ姫
「何ですって!」
イッスン
「で…でもよォ!」
イッスン
「あいつら…皆それぞれ事情があって
ここには戻れなくてなァ」
イッスン
「その代わりオイラたちが
里見八宝玉を全部預かって来たンだ」
フセ姫
「……」
フセ姫
「そうですか」
フセ姫
「いえ
気配で薄々気付いておりました」
フセ姫
「情深い八犬士たちです…長い旅の中で
運命的な出会いもあった事でしょう」
フセ姫
「そうする内に離れられないほど
固い絆が生まれるのも無理のない事…」
フセ姫
「しかし我ら里見一族
離れた地に居ようとその魂は一つ!」
フセ姫
「平和の礎となる事が
里見八犬士の務めなれば―」
フセ姫
「…彼らが新たな主の下でその役目を
果たすようここで祈りましょう」
(預かった宝玉がフセ姫に)
フセ姫
「ともかくこれで里見八宝玉が
全て揃いました!」
フセ姫
「さぁ赤カブトの結界を解きに
これより風神宮へ…」
(八宝玉がアマテラスの方へ)
イッスン
「お…おい八宝玉がオイラたちの
周りを回り始めたぜェ!?」
フセ姫
「こ…これは一体?」
フセ姫
「まさか宝玉はそなたたちを主と
認めたと言うのですか!?」
イッスン
「ど…どういう事だよォ!」
フセ姫
「里見の宝玉は所有する事適わず
ただ宝玉が主を選ぶのみ」
フセ姫
「神代の昔より伝えられし
里見家歴世の什宝八宝玉よ…」
フセ姫
「この方々が里見一族の命運を
担うと言うのですか!?」


イッスン
「オ…オイラたちが
赤カブトとやらに挑むのかよォ!?」
フセ姫
「八宝玉がそなたたちを選んだ今
我らにその資格はありません」
フセ姫
「赤カブトに挑むも挑まぬも
そなたたちの自由なれど―」
フセ姫
「我らに出来るのはここで
そなたたちの武運を祈る事のみ…」


イッスン
「あ…あのよォこの八宝玉
オイラたちから離れないんだけど…」
フセ姫
「里見八宝玉の意思は絶対…
我らにはどうする事も出来ません」
フセ姫
「神代の昔より伝えられし
里見家歴世の什宝八宝玉よ」
フセ姫
「今こそその力で邪悪なる結界を破り
この者たちを正しき道へ導き給え!」


礼狗
「"里見八宝玉お前たちを守る
赤カブト怖くない!"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「まったく人事だと思ってよォ!」


智狗
「"アタシたちここで待ってる
アンタたちの無事祈ってる!"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「ハァそりゃありがたいねェ…」


信狗
「"オレたちの仕事なくなった
取りあえず寝る"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「チクショウ呑気なもんだぜェ」


考狗
「"オレたちの祈り
きっとお前に力与える"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「ホントかよォ…」


悌狗
「"里見八宝玉お前選んだ
これ食って力付けろ!"」
イッスン
「…だとォ!?」
イッスン
「あ…ありがとよォ」
(おにぎりをくれる)


(風神宮に入りスサノオに近付く)
スサノオ
スサノオ流爆睡座禅鎮!!
イッスン
「何だ何だァ!?」
イッスン
「…誰かと思ったら
スサノオのおっさんかよォ?」
スサノオ
「ウムムムゥ…」
スサノオ
「我が剣を汚す不貞な憑き物め!」
スサノオ
「貴様が何者なのか…
大体察しは付いておる」
スサノオ
「今こそその憑き物の正体を
暴いてくれよう…」
スサノオ
「…妖怪の巣窟たるこの風神宮でな!」
スサノオ
「いまいましい結界が
風神宮への侵入を拒んでいるが―」
スサノオ
「ここで念じておれば
道などいずれ開くわ!」
スサノオ
「……」
スサノオ
「…………」
スサノオ
「スピ〜」
イッスン
「何だい寝言かよォ…?」


スサノオ
「グ…うおぉ…」
スサノオ
「や…やめろそんな…事は…」
スサノオ
「我は絶対に…貴様などには…」
イッスン
「ただの居眠りかと思ったけど―」
イッスン
「それにしちゃ必死の形相で
うなされてんなァ…」


スサノオ
「い…いやだ!」
スサノオ
「我は絶対に…それだけは…」
イッスン
「一体何の夢を見てんだァ?」
イッスン
「何か…誰かに脅かされてるような
口振りだけどよォ」


(ヤツフサに近付く)
ヤツフサ
「風神宮がこんなありさまだから
最近は参拝する者などいないのだが―」
ヤツフサ
「あそこにいる妙に殺気立った男は
参拝客なのだろうか?」
ヤツフサ
「…ああやって一人神殿の入り口で
瞑想しているのだが―」
ヤツフサ
「すぐに悪夢に取り憑かれ
何やらうなされ始めるのだ」
ヤツフサ
「あまりに不憫なので
何とか助けてやれぬかとは思ったが―」
ヤツフサ
「夢を覗き見ようとすると
何やら強大な妖力で阻まれてしまう」
ヤツフサ
「あの男…一体何者なのだ?」
イッスン
「…そう言やスサノオのおっさん
"悪霊に憑かれた"とか言ってたなァ」
イッスン
「クシナダの姉ちゃんを助けた時も
逃げちまうし…最近変だったぜェ」
(里見八宝玉を持っていると)
ヤツフサ
「…ウム?」
ヤツフサ
「こ…この強烈な通力は何だ!?」
ヤツフサ
「そなたの身に集うその力…
もしや里見八宝玉!?」
ヤツフサ
「何と…そなたのような美しい女性が
宝玉に選ばれし救世主だと言うのか?」
ヤツフサ
「ウムムム俄かに信じられぬが…
しかし八色の光がその何よりの証」
ヤツフサ
「ならば通られよ!
里見家の希望確と託しましたぞ!」
(八宝玉が扉の穴に嵌り扉が開く)
イッスン
「…ゴクリ」
ヤツフサ
「気を付けなされ
赤カブトはただの妖怪ではない」
ヤツフサ
「遥か昔八つ首の大蛇
退治された時―」
ヤツフサ
「その血だまりの中から生まれたと言う
百年の時を生きた物の怪だ」
ヤツフサ
「決して油断召されるなよ」
(スサノオが走って来る)
スサノオ
「待て待て待て待て〜い!!」
スサノオ
「風神宮の扉が開くとは…
ついに我の瞑想が通じたか!」
スサノオ
「見ておれ憑き物め
貴様の正体暴いてくれるわ!」
(神殿の中へ走り込むスサノオ)
イッスン
「お…おっさん!」


ヤツフサ
「あの男…命が惜しくはないのか!?」
ヤツフサ
「…ともかく気を付けなされ
赤カブトはただの妖怪ではない」
ヤツフサ
「遥か昔八つ首の大蛇
退治された時―」
ヤツフサ
「その血だまりの中から生まれたと言う
百年の時を生きた物の怪だ」
ヤツフサ
「決して油断召されるなよ」
イッスン
「わ…分かってらィ
これからって時に不安にさせるなよォ!」


(風神宮から出ようとする)
イッスン
「オイオイオイ
いま外へ出てどうする気だィ」
イッスン
「まさかお前…今更
恐れをなしたんじゃないだろうなァ?」
イッスン
「こォの馬鹿野郎!
赤カブトだか赤ん坊だか知らねェが―」
イッスン
「そんな田舎妖怪
筆しらべで畳んじまえよォ!」
(やっぱり残る)
イッスン
「そうだィここまで来て
逃げるわけには行かねェや!」


(風神宮から出ようとする)
イッスン
「オイオイオイ
まだ外へ行こうってのかァ?」
イッスン
「こォの馬鹿野郎!
赤カブトだか赤ん坊だか知らねェが―」
イッスン
「そんな田舎妖怪
筆しらべで畳んじまえよォ!」
























(どうしてもここから… 出る!)
イッスン
「ハイハイ
分かりましたよォ!」
イッスン
「とにかくいつまでも赤カブトを
野放しにしておくんじゃないぜェ!」


ヤツフサ
「おや? 娘さん
もう風神宮から出て来られたのかな?」
ヤツフサ
「…いや赤カブトの牙城に乗り込んで
無事帰っただけでも奇跡か…」
ヤツフサ
「里見八宝玉に選ばれた者でも
赤カブトに敵わぬとなると―」
ヤツフサ
「もはやこの世はこれまでか…!」


ヤツフサ
「しかし里見八宝玉に選ばれた者でも
赤カブトに敵わぬとなると―」
ヤツフサ
「もはやこの世はこれまでか…!」


イッスン
「あの八宝玉…ご丁寧に風神宮の結界を
解いてくれたんだけどよォ」
フセ姫
「里見八宝玉の意思は絶対…
我らにはどうする事も出来ません」
フセ姫
「神代の昔より伝えられし
里見家歴世の什宝八宝玉よ」
フセ姫
「今こそその力で邪悪なる結界を破り
この者たちを正しき道へ導き給え!」


(風車を調べる)
イッスン
「こんなところに
ずいぶん立派な風車があるぜェ」
イッスン
「この風車動かしてやりたいのは
山々なんだけど―」
イッスン
「風がこうもスッカラカンじゃ
どうしようもねェや」


(エレベーターの中を調べる)
イッスン
「この部屋すごい吹き抜けになってらァ
天井が全然見えねえよォ」
イッスン
「ちょっと待てよこの地面…
見たことがある紋所が描いてねェか?」


(風神宮の最上階に出ると入り口が塞がれる)
イッスン
「でっけェ風車だなァ!」
イッスン
「ふもとの村からも見えたけど…
さすが風神宮って言うだけはあるぜェ」
イッスン
「それにしても…何だいありゃ?」
イッスン
「大風車の前にグルグルと
風みたいなモンが漂ってるけど…」
イッスン
「真っ黒でドロドロしていて
気持ち悪ィなァ」
イッスン
「何だか風の流れが妖気で無理矢理
逆向きにされてる
ようにも見えるけど…」
イッスン
「もしかしてあのグルグル妖気のせいで
大風車が止まっちまってるのかァ?」
イッスン
「それで吹くはずの神風が
吹かなくなってるんじゃ…」
イッスン
「…だとしたらこいつも例の
赤カブトって妖怪の仕業だぜェ!」
イッスン
「そうなりゃ何とかして
あのグルグル妖気を祓わねぇとなァ?」

(成功)
イッスン
「み…見ろォ!」
イッスン
「オイラの言った通りだァ
やっぱりあれは神風だったんだァ!」

(二つ目成功)
イッスン
「よォしあと一つだァ!」
イッスン
「妖気なんか吹き飛ばしちまえよォ!」

(三つ目成功)
イッスン
「全部終了っとォ!」
イッスン
「どうだい神風が戻ったんだから
大風車の方もきっと―」
(大風車が回り始める)
イッスン
「来た来た来た来たァ〜!」
イッスン
「力強く回り始めたじゃねェか」
イッスン
「見ろよォ神風もあんなに勢い良く
吹いているぜェ」
イッスン
「ふもとのクサナギ村も
これで厄払い出来るといいなァ」
(空が輝き始める)
イッスン
「お? お? お?
…これは!?」
(成功すると軍配を背負った馬が出現)
風神
「おお…
我らが慈母アマテラス大神」
風神
「御許影となり給いて
この風神闇路に惑いたるも―」
風神
「雲晴れて闇の現に光差したる今
我天駆ける風となりて―」
風神
「世を掻き暗す
あやかしどもを吹き祓わん!」
(風神がアマテラスに宿る)
イッスン
「神風が蘇って
風の神サマがお出ましかよォ?」
イッスン
風神サマが宿ったとなりゃ
疾風の筆業が自由自在なハズだァ!」
イッスン
風神サマの紋所を描けば
忽ちそれが風になって吹き抜ける…」
イッスン
「その力をさっそく試してみろよォ!
例えば―」
(失敗)
イッスン
「アマ公! 筆しらべで何とかしようって
気持ちは分かるけどよォ…」
イッスン
「闇雲に筆を走らせたって
どうにもならないから落ち着けってェ」
イッスン
「…さっきから見てるとあの妖気の
流れはやっぱり怪しくねェか?」
イッスン
「例えば…妖気の流れを逆向きに
変えてみたら
…なんてなァ」

(失敗)
イッスン
「あのグルグル妖気
風車の方に向かって流れてるだろォ?」
イッスン
「…あれが風だとしたらあんなふうに
風車に向かって吹くのは変だぜェ」
イッスン
「やっぱりアノ流れが風を封じ込めて
風車を止めてるに違いねェや!」
イッスン
「でも仮に妖気の流れを逆方向にする
としても一体どうすれば…」
イッスン
「いっそあのグルグル妖気を逆向きに
筆で上塗り
しちまうかァ?」

(失敗)
イッスン
「そうだ…そうだよォアマ公!」
イッスン
「大風車に向かってドロドロ流れてる
あの妖気を―」
イッスン
お前の筆で反対向きになぞってみる
ってのはどうだァ?」
イッスン
「ホラ神風ってのは
妖気を祓う神サマの風だろォ」
イッスン
「だったらお前の力をちょっと
足してやれば―」
イッスン
「風は元の流れを取り戻して
妖気なんか吹き飛ばすんじゃねェか!?」

(二つ目以降失敗)
イッスン
「オイオイ…
もう要領は分かってんだろォ?」
イッスン
「さっきと同じようにやれば
いいんだってェ!」
イッスン
「ホレあのグルグル妖気を逆向きに…
なァ?」
イッスン
「あれあれ! …あそこにある風車が
いい的だァ」
イッスン
グルグル妖気をお祓いした要領で
風の印を描いて
―」
イッスン
「あの風車に風を吹かせてみろよォ!」

(成功するとミニ風車が回り出し入り口が開く)
イッスン
「んん〜こりゃ心地のいい風だぜェ!」
イッスン
「…ついでに小さな風車が回って
扉を開けるオマケ付きだィ!」
イッスン
「こんな風でも案外馬鹿には
出来ないモンだからなァ」
イッスン
色んなモノにどんどん
試して行こう
ぜェ!」
イッスン
「おっと…
ここで和んでる場合じゃねェや」
イッスン
「大風車が回り出して
神風が村に戻っても―」
イッスン
赤カブトの野郎がまだこの風神宮の
どこかに潜んでやがるんだったィ」
イッスン
「…インチキ予言野郎が言ってた
水晶のヘビイチゴも気になるし―」
イッスン
「この風神宮をシラミ潰しに
探してみようじゃねェか!」








(失敗)
イッスン
「う〜ん…」
イッスン
「お前ちゃんと描いてるかァ?
例のグルグル妖気と同じ形だぜェ」

(失敗)
イッスン
「お前…さっきのグルグル妖気の形
覚えてねぇのかァ?」
イッスン
「目ェつぶってよォく思い出してみなィ」
イッスン
「ホレどんな形を描いたのか
思い出して来ただろォ?」

(奥行きの風を使う)
イッスン
「見ろォ風が吹いたぜェ!?」
イッスン
「…でもアマ公
正面に吹かせたって意味がねェや」
イッスン
「さァもう一丁今度は
あの風車の方向に描くんだよォ!」

(右から風を描く)
イッスン
「見ろォ風が吹いたぜェ!?」
イッスン
「…でもアマ公
逆だァ逆逆!」
イッスン
「風の印はキレイに描けてるけど
あの風車の方向に描くんだよォ!」


(一階の風車を調べる)
イッスン
「このデカ風車…今のお前だったら
これを動かすなんて造作もねェや!」
イッスン
ピュ〜と一発
爽快に頼むぜィアマ公!」


(掛け軸に近付く)
イッスン
「うっひゃァ〜!
こいつはまたデカい掛け軸だぜェ!」
イッスン
「お前が風を蘇らせたおかげで
掛け軸も気持ち良さそうにしてらァ」
イッスン
「気をつけろィあんまり風が強いと
バサッと飛んでいっちまうぜェ!」


(掛け軸を調べる)
イッスン
「これほどの豪快な掛け軸
こんな風通しのいいトコにあったら―」
イッスン
ピュ〜っと一発吹かれたら
バサッと飛んでいっちまうってェの!」


(炎の仕掛けを調べる)
イッスン
「アチチチチッ!
炎がメラメラ燃え盛ってらァ」
イッスン
「こんくらいの炎…
勢い良くフッ飛ばしてやろうぜェ!」
イッスン
「あんまりチンタラしてると
お前も黒焦げになっちまうぞォ!?」


(奥の部屋に入る)
イッスン
「おやァ?
あそこに何か祀られてるぜェ」
イッスン
水晶で出来た置物のようだけど…
木の実の形に見えるなァ」
イッスン
「…て事はもしかしてアレが
水晶のヘビイチゴ!?」
イッスン
「ホレ! オロチの結界を解くとかって
あのウシワカって奴が探してただろォ」
イッスン
「こりゃまんまと先取りだぜェ!」


(奥の祭壇に近付くと赤カブトが出現)
イッスン
「あの赤い鉄兜―」
イッスン
「どうやら赤カブトさまの
お出ましのようだぜェ」
イッスン
「ヘッへ
…確かに悪そうな面構えだァ」
イッスン
「気合入れていけよォアマ公!」
(里見八宝玉が飛来してアマテラスの周りを回る)
イッスン
「な…何だ何だァ!?」
イッスン
「これは…里見八宝玉じゃねェか」
イッスン
「オ…オイラたちを
守ってくれるってのかァ!?」

(赤カブトと戦闘、負けるとオロチ型の炎を呼び出す赤カブト)
イッスン
「ああっ野郎逃げる気かァ?」
イッスン
「アマ公追え追えェ!!」
(スサノオが飛び出す)
スサノオ
「来るなポチ」
スサノオ
「ここは我がやる」
スサノオ
「おりゃあーッ!!」
イッスン
「お…おっさん!?」
イッスン
「アマ公あのままじゃ危ねェ
筆しらべだァ!」

スサノオ
「憤」
スサノオ
「怒」
スサノオ
「激」
スサノオ
(手伝わないと火を吐かれて慌てる)
スサノオ
「あッあヂッ
あヂヂヂヂヂヂッ!!」
スサノオ
「なんの
効かぬ効かぬ効かぬ!」
「癪」
スサノオ
「憎」
スサノオ
「癇」
(スサノオ一瞬剣を見るが気を取り直し回り出す)
スサノオ
「怒派スサノオ流…」
スサノオ
「まず一重乃風ぇ!」
(疾風を使うと回転が速くなる)
スサノオ
「二重乃風ぇ! まだまだぁ!」
(手伝うと更に回転速度アップ)
スサノオ
「よォし!
最大奥義三重乃風ぇ!」
スサノオ
「炸裂! 怒奥義 逆鱗大風車!!」
(赤カブトが三枚下ろしに)



スサノオ
「まず一重乃風ぇ!」
(手伝わないと目を回して尻餅をつく)
スサノオ
「う…うぬぬぬ
風よ! 吹けよ疾風!」
スサノオ
「まず一重乃風ぇ!」
(失敗二回目以降)
スサノオ
「う…うぬぬぬ
風よ! 吹けよ疾風!」
イッスン
「か…風ェ?
風ってもしかして―」
スサノオ
「間違いない…」
スサノオ
「これは我の力にあらず」
スサノオ
「神が…神が我を弄んでおるのだ!」
スサノオ
「おのれどこまでも
この我を馬鹿にしおって…」
スサノオ
「聞こえるか神よ!
どうだこれで満足か!?」
スサノオ
「然したる力もない我がイザナギの
子孫という重圧を背負わされ―」
スサノオ
「混乱に怯え逃げ隠れるのに
付きまとって興に入ったか!?」
イッスン
「おっさん…?」
スサノオ
「いい加減にしろッ!」
スサノオ
「神め! 貴様が力を貸すような
真似をしても我は戦わんぞ」
スサノオ
「この世が滅びようと
知った事ではない」
スサノオ
「イザナギの伝説だの血筋だのは
もうたくさんだ!」
スサノオ
「これ以上我に構うのを止めろ!!」
(赤カブトの死骸からオロチの影が現れる)
イッスン
「な…何だァこいつは!?」
スサノオ
「ヒッヒイイイイッ!!」
(腰の抜けたスサノオに近付く影に向かうが謎の障壁に阻まれる)
スサノオ
「グ…ググググ…!」
スサノオ
「そ…その声は…?」
スサノオ
「おのれ…どいつもこいつも
我を苦しめおって…!」
スサノオ
「や…やめろ! その話なら後にしろ!」
スサノオ
「今はやめろ…
やめろやめろーッ!!」
(耳を塞いで走り去るスサノオ、影も消える)
イッスン
「ゴクリ…」
イッスン
「アマ公今のは―」

(何時の間にかウシワカが祭壇に)
ウシワカ
「ハロゥ!
…何か取り込み中のようだね」
イッスン
「あっ!
…お前はデタラメ予言野郎!」
イッスン
「しかもその手に持ってるのは……」
ウシワカ
「これかい? これは水晶のヘビイチゴ
…やっとこの手にする事が出来たよ」
イッスン
「ヤイヤイヤイ!
何を横取りしてやがんだァ!」
イッスン
「そいつはオイラたちが先に―」
ウシワカ
「これはユーたちには無用の物だよ」
ウシワカ
「…だってこれを使って
結界を解けるのはミーだけなんだから」
ウシワカ
「ヤマタノオロチが根城にしている
十六夜の祠の結界をね…」
(オロチの叫び声が聞こえる)
ウシワカ
「…何だい
ミーの事を呼んでいるのかい?」
ウシワカ
「フフフ
慌てなくても今から行ってあげるよ」
イッスン
「な…何だとォ? …お前オロチの根城に
何の用があるんだィ!」
ウシワカ
「フフフフ…」
ウシワカ
「…そうそういつもの予言を
忘れてたよ」
ウシワカ
「"かわいいあの子とランデヴー"」
ウシワカ
「と言うわけで…グッバイベイビィ!」
イッスン
「ま…待ちやがれェ!」
イッスン
「十六夜の祠の結界を解くって…
一体何を考えてやがんだァ?」
イッスン
「アマ公
こりゃ勝ち鬨を上げるどころじゃねェ」
イッスン
「さっさとここを出て
先を急ごうじゃねェか!」
(駆け出すアマテラス、風神宮の扉の前にフセ姫たちが揃っている)
フセ姫
「おおデコボコ隊のお二人
無事でしたか!」
フセ姫
「風神宮の大風車が動き出し
もしやとは思いましたが―」
フセ姫
「村に気持ちの良い風が吹き始め
空気の淀みもすっかりなくなりました」
フセ姫
「そなたたち…見事赤カブト退治し
神風を蘇らせてくれたのですね!」
フセ姫
「八犬士たちもおおはしゃぎして
…相変わらず困ったものですが―」
フセ姫
「そなたたちには何から何まで
世話になり何とお礼をして良いか…!」
ヤツフサ
「この私からも礼を言おう
旅の者たちよ」
ヤツフサ
「そしてフセ姫も…ただ一人の
里見の者として良く頑張ってくれた」
イッスン
「あれェ? 兄さん
フセ姫の姉ちゃんの事知ってるのかィ?」
ヤツフサ
「フフフ知っているも何も
私は風神宮先代神主…フセ姫の夫だ」
ヤツフサ
「クサナギ村の行く末が心配で
ここに残り続けていたが―」
ヤツフサ
「そなたたちのお陰で
安心してあの世へ行く事が出来る」
ヤツフサ
「フセ姫も八犬士たちも
まだまだ頼りないが―」
ヤツフサ
「苦境が彼女たちを育てるだろう
…旅行く私は遠くで見守るだけでいい」
ヤツフサ
「ではさらばだ
貴君らの健勝を祈っておるぞ!」
(昇天するヤツフサ)
フセ姫
「…どうしたのですお二人とも
何をよそ見しているのですか?」
イッスン
「ん? …いや何でもねェや」
イッスン
「それよりフセ姫の姉ちゃん
礼には及ばないぜェ」
イッスン
「これから姉ちゃんはこの風神宮の
神主として村を見守らなきゃならねェ」
イッスン
「八犬士たちも呑気なもんだし…
大変なのはこれからさァ!」
フセ姫
「そうですね…先代の神主が
亡くなってからずっと弱気でしたが―」
フセ姫
「今日からはこの神殿の主を務め
残った五犬士をビシビシ鍛えます!」
イッスン
「その意気だァ頑張れよォ!」


フセ姫
「また旅を続けるのですね…」
フセ姫
「そなたたちの武運を祈っていますよ」


悌狗
「"お前本当に強い奴
お前との力比べオレの誇り!"」
イッスン
「…だとォ!?」
イッスン
「お前だって中々のモンだったぜェ!」


信狗
「"オレたち頑張ってお祈りした
お前たち無事で良かった!"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「確かにお前たちの八宝玉…
ありゃ大したモンだったぜェ」


智狗
「"赤カブトもういない
これからアタシたちこの村守る!"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「よろしく頼むぜェホントによォ!」


考狗
「"ここにいない仲間もきっと祈ってた
オレたち八犬士心は一つ!"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「竹ノ介 ハヤブサ 梅太郎…
ありがとよォ」


礼狗
「"フセ姫さまの笑顔久しぶりに見た
あの笑顔オレたちに力くれる!"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「ヘッへこのマセガキがァ!」


(風神宮を出る)
イッスン
「アマ公ちょっと待てよォ?」
イッスン
「先を急ぐったって…
これからどうすりゃいいんだィ?」
イッスン
「さっき現れたあの真っ黒い首…
あれが例の怪物だとしたら―」
イッスン
「あれをどうにかしない限り
お先真っ暗って事だろォ?」
イッスン
「…つまりオイラがいくら
全部の筆業を会得しても―」
イッスン
「面白おかしく暮らす計画は
パァッってワケだァ!」
イッスン
「……」
イッスン
「で…アマ公お前あの黒首に
まるで歯が立たなかったけど―」
イッスン
「本当に昔例の怪物
退治したんだろうなァ?」
イッスン
「よっぽど相棒のイザナギが
強かったか―」
イッスン
「それとも怪物を酔わせたって言う
伝説の酒が相当強烈だったんじゃ…」
イッスン
「……」
イッスン
「そ…そうだ酒だよォ!」
イッスン
「アマ公伝説の酒が
あの村にあるじゃねェか!」
イッスン
「ホレ…そろそろ年に一度の村祭りが
始まる頃だろォ?」
イッスン
「そこであの酒を
チョイと頂いておいたら―」
イッスン
「何かいいご利益が
あるかも知れないぜェ!」
イッスン
「それにせっかくの祭り…
楽しまなきゃ損だしなァ?」
イッスン
「サクヤの姉ちゃんを酔わせたりしたら…
プフフフフ!」
イッスン
「アマ公! オイラぁ何だか
ワクワクして来たぜェ!」


見張り番の男
「いやぁ気持ちのいい風が
吹きやがんなぁ!」
見張り番の男
「ここで見てたけど風神宮の大風車が
回り出したのは圧巻だったぜぇ」
見張り番の男
「しかし赤カブトの野郎を
追っ払うたぁフセ姫さまもやるもんだ」
見張り番の男
「これでもうこのクサナギ村は
安泰だぜぇ!」


見張り番の男
「さぁて…死んだじいちゃんが話してた
空に浮かぶ島は見えるかなぁ?」
見張り番の男
「…何でも空には
タカマガハラっていう國があって―」
見張り番の男
「そこには立派な神さまが
大勢住んでたって言うじゃねぇか」
見張り番の男
「神さまだって眉唾もんなのに…
本当にそんな國があるのかい?」


(鯉のぼりを調べる)
イッスン
「これだけデカい鯉のぼりが
風にたなびく姿は壮観だろうなァ…」
イッスン
「どうだィ? アマ公
お前も見てみたいだろォ?」
イッスン
「だったらお前の
お得意のアレでチョチョイと…なァ?」


井戸端のおばちゃん(赤)
「あらやだいつの間に風神宮の
大風車が回り出したのよぉ!?」
井戸端のおばちゃん(赤)
「風神宮が昔のように
ご利益ある神殿に戻ったら―」
井戸端のおばちゃん(赤)
「また参拝客で村も賑わい始めるかしら!」
井戸端のおばちゃん(赤)
「…その話は置いといて―」


井戸端のおばちゃん(黄)
「あらまぁいつの間にか
神風が吹いているじゃないの!」
井戸端のおばちゃん(黄)
「これでもう妖怪どもも寄り付かないし
洗濯物も干せるようになるわぁ!」
井戸端のおばちゃん(黄)
「フセ姫さまの所のワン子たちが
風神宮の妖怪たちを退治したのかしら?」
井戸端のおばちゃん(黄)
「…それはそうと―」


(噴水を調べる)
イッスン
「せっかく村に風が戻ったってのに
この噴水はまだ涸れたままかよォ…」
イッスン
「確か風力で水を汲み上げる―
っていう仕組みだったっけェ?」


(風車に向かって風を吹かすと水が蘇る)
花畑の女の子
「すごいすごいすご〜い!!」
花畑の女の子
「こんなにお花さんが咲くなんて!」
花畑の女の子
「お花さん元気になって良かったね
キレイになって良かったね!」


花畑の女の子
「ねえねえワン子ちゃん!」
花畑の女の子
「風車がまた
いつものように回り出したのよ!」
花畑の女の子
「お花さんも風に吹かれて楽しそうね!」


花畑の女の子
「ウフフフ」
花畑の女の子
「ワン子ちゃんもお花さん好き?」


(噴水を調べる)
イッスン
「風車が勢いよく回って
水を汲み上げてるぜェ」
イッスン
「これで村の連中が
水に困ることはねェや!」


梅婆
「そうそう!
…いま気付いたんだけど―」
梅婆
「風神宮の大風車が回り出すなんて…
赤カブトが死んじまったのかい!?」
梅婆
「この間までウチに泊まっていた
イザナギさまの子孫とか言う客―」
梅婆
「あのスサノオって男が
退治したんじゃないだろうねぇ!」


梅婆
「やっぱりイザナギさまの血筋ってのは
ホンモノだねぇ」
梅婆
「私ゃ最初からあの男に
一目置いていたんだよ!」


行商人
「いやぁ何だかこの村にも
活気が戻ったねぇ!」
行商人
「風神宮の大風車も回り始めたし…
こりゃまた参拝客が集まるかなぁ?」
行商人
「こっちも商売に気合入れて
行こうかねぇ!」
行商人
「ワン子…今なら
笑顔を大サービスだよ!」