フセ姫
「おおそなたは
里見の印籠を預けたオオカミ…」
フセ姫
「どうです八犬士は見つかりましたか?」
フセ姫
「この村のどこかに感じる5つの気
八犬士のものに違いありません」
フセ姫
「彼らは気難しい故里見家以外の者に
中々心を許しませんが―」
フセ姫
「その印籠を見れば
必ず私の元へ戻るはずです」
フセ姫
里見の印籠は彼らの気を感じ取り
その方角を指し示します
から―」
フセ姫
「…どうかその印籠を手掛かりに
そなたの力で彼らを探して下さい」
フセ姫
「しかし…この大切な時に八犬士が
怪我でもしていたらどうしましょう?」
フセ姫
「嗚呼…どうかこの村を救うため
そなたの力を貸しておくれ」


見張り番の男
「…やっぱり見えねぇなぁ」
見張り番の男
「俺ッチのじいちゃんが空に浮かぶ
でっかい島を見たって言ってたけど―」
見張り番の男
「本当にそんなモンあるのかい?」


見張り番の男
「…何でも空には
タガマガハラっていう國があって―」
見張り番の男
「そこには立派な神さまが
大勢住んでたって言うじゃねぇか」
見張り番の男
「神さまだって眉唾もんなのに…
本当にそんな國があるのかい?」

(頭突き)
見張り番の男
「あっ危ねえってぇ!」


(答選坊に近付く)
答選坊
「ヌ〜ン!」
答選坊
「オラノ名前ハ答選坊
答選坊
「一度通サナイト決メタラ
絶対通サナイ番人デ通シテルダ!」
答選坊
「…アレ? イヤ通サナイダッケ?」
イッスン
「お前…どこかで会った事ないかァ?」
答選坊
「何ヲ言ッテルダ?
オレハレッキトシタ一個人ダヨ」
答選坊
「オラノ個性ヲ否定スルヨウナ事ヲ
言ウ奴ハ許サナイダヨ!」
答選坊
「…ソレトモオラヲ動揺サセテ
コノ鉄壁ノ守リヲ破ル作戦ダカ?」
答選坊
「無理ダ無理ダ
コノ体ニハ大砲ダッテ効カナイダ!」
答選坊
「…タッタ一ツオラニ弱点ガ
アルトスレバ―」
答選坊
「ドンナ妖怪デモ一撃デ死ンジマウ
経絡鬼孔ヲ突カレル事ダケンドモ…」
答選坊
「ソンナ弱点ヲアカラサマニ
晒ス間抜ケナ妖怪ハイナイダヨ」
答選坊
「…サァココハ絶対通サナイカラ
アッチヘ行クダヨ!」


答選坊
「ヌ〜ン! …オ前マダ
オラノ前ヲウロウロスルダカ?」
答選坊
「…無駄ダ無駄ダ
オラノ鉄壁ノ守リハ絶対ニ破レナイダ!」
答選坊
「…タッタ一ツオラニ弱点ガ
アルトスレバ―」
答選坊
「ドンナ妖怪デモ一撃デ死ンジマウ
経絡鬼孔ヲ突カレル事ダケンドモ…」
答選坊
「ソンナ弱点ヲアカラサマニ
晒ス間抜ケナ妖怪ハイナイダヨ」
答選坊
「…サァココハ絶対通サナイカラ
アッチヘ行クダヨ!」
イッスン
「邪魔だぜェこの木偶の坊!」
イッスン
「アマ公! …頭突きをブチかまして
サッサとアレをやっちまいなァ!」

(失敗)
答選坊
「ヌ〜ン!
クスグッタイ事スルンジャナイダ!」
答選坊
「コイツヲ喰ラウダ!」

(成功すると答選坊にヒビが入る)
答選坊
「アタァ!?」
答選坊
「モ…モシカシテ
オラノ経絡鬼孔バレテタダカ!?」
答選坊
「ソッカァ…
ジャア散リ際クライ派手ニ行クダ!」


(鯉のぼりを調べる)
イッスン
「おやァ?
ずいぶん大仰な鯉のぼりがあらァ」
イッスン
「こいつが強い風にたなびく姿は
さぞかし壮観だろうけど―」
イッスン
「今は風がカラキシだから
しょぼくれちまってらァ…」


イッスン
「こんな所に犬コロがいるぜェ?」
イッスン
「…?」
イッスン
「こいつ何か言ってらァ!」
イッスン
「おいらァ少しなら動物の言葉も
分かるけど…」
イッスン
「おおっ? …こいつお前の持ってる
里見の印篭を見て尻尾振ってるぜェ」
イッスン
「…でナニナニ?」
考狗
「"腹減ったメシ寄越せ"」
イッスン
「…だとォ!?」
イッスン
「イキナリエサの催促とは…
節操のない奴だぜェ」

(エサをやる)
考狗
「"おなか一杯…」
考狗
「主君のフセ姫さまから
召集かかった―」
考狗
「でも家に帰る前
ちょっと道草食いたかった"」
イッスン
「…だってェ!?」
イッスン
「…て事はこいつが
里見の八犬士かよォ!」
『 八犬士 考狗 』
考狗
「"腹膨れたからそろそろ帰る"」
イッスン
「…だとォ!?」
(走り去る)
イッスン
「フセ姫の姉ちゃんの口振りで
八犬士ってのは人間かと思ってたぜェ」
イッスン
「あんな犬コロで…頼りになるのかァ?」


イッスン
「こんな所にも犬コロがいるぜェ?」
イッスン
「おっとォ? こいつも
里見の印篭を見て尻尾振ってらァ」
イッスン
「…でナニナニ?」
礼狗
「"腹減ったメシ寄越せ"」
イッスン
「…だとォ!?」
イッスン
「何だってオイラたちの顔見たら
エサを欲しがるんだァ!?」

(エサをやる)
礼狗
「"腹一杯…"」
『 八犬士 礼狗 』
礼狗
「"おなか膨れたからそろそろ帰る"」
イッスン
「…だとォ!?」
(走り去る)
イッスン
「まったく…どいつもこいつもよォ」


(竹取翁の家の大竹を斬る)
イッスン
「こんな所にも犬コロがいるぜェ?」
イッスン
「おっとォ? こいつも
里見の印篭を見て尻尾振ってらァ」
イッスン
「…でナニナニ?」
智狗
「"腹減ったメシ寄越せ"」
イッスン
「…だとォ!?」
イッスン
「何だってオイラたちの顔見たら
エサを欲しがるんだァ!?」

(エサをやる)
智狗
「"腹一杯…"」
『 八犬士 智狗 』
智狗
「"おなか膨れたからそろそろ帰る"」
イッスン
「…だとォ!?」
(走り去る)
イッスン
「まったく…どいつもこいつもよォ」


(花壇を蘇らせる)
イッスン
「こんな所にも犬コロがいるぜェ?」
イッスン
「おっとォ? こいつも
里見の印篭を見て尻尾振ってらァ」
イッスン
「…でナニナニ?」
信狗
「"腹減ったメシ寄越せ"」
イッスン
「…だとォ!?」
イッスン
「何だってオイラたちの顔見たら
エサを欲しがるんだァ!?」

(エサをやる)
信狗
「"腹一杯…"」
『 八犬士 信狗 』
信狗
「"おなか膨れたからそろそろ帰る"」
イッスン
「…だとォ!?」
(走り去る)
イッスン
「まったく…どいつもこいつもよォ」
イッスン
「なぁアマ公…これで何匹八犬士を
見つけたんだっけェ?」
イッスン
「一度フセ姫の姉ちゃんの家に行って
確認した方がいいかもなァ」


花壇の女の子
「咲いた! 咲いた!
お花さんが咲いたよ!」
花壇の女の子
「私毎日お水をあげたもん」
花壇の女の子
「これからも毎日お水をあげるからね!」


花壇の女の子
「お花さん元気になって良かったぁ…」
花壇の女の子
「これからも毎日お水をあげるからね!」


(八犬士を一匹見付ける度に行くと)
フセ姫
「おお! オオカミや
待っていましたよ」
フセ姫
「そなたが探し当ててくれたお陰か…
八犬士が一人戻ってきたのです!」
フセ姫
「それも怪我一つ無く
無事でいてくれました…」
フセ姫
「大したお礼も出来ませんが
これを持って行きなさい」
『 エサをもらった 』
フセ姫
「他の八犬士たちも
怪我をしていなければ良いのですが…」
フセ姫
「村に残る気は○つ
そなたの鼻に期待していますよ」
イッスン
「鼻より足で探してるけどなァ…」

フセ姫
「他の八犬士たちも
怪我をしていなければ良いのですが…」
フセ姫
「村に残る気は○つ
そなたの鼻に期待していますよ」


(二匹目以降)
フセ姫
「おお! オオカミや
待っていましたよ」
フセ姫
「そなたが探し当ててくれたお陰か…
八犬士がまた戻ってきたのです!」
フセ姫
「それも怪我一つ無く
無事でいてくれました…」
フセ姫
「大したお礼も出来ませんが
これを持って行きなさい」
『 エサをもらった 』
フセ姫
「他の八犬士たちも
怪我をしていなければ良いのですが…」
フセ姫
「村に残る気は○つ
そなたの鼻に期待していますよ」
イッスン
「鼻より足で探してるけどなァ…」


(二匹以上見付けてから行くと)
フセ姫
「おお! オオカミや
待っていましたよ」
フセ姫
「そなたが探し当ててくれたお陰か…
八犬士が○人も戻ってきたのです!」
フセ姫
「それも怪我一つ無く
無事でいてくれました…」
フセ姫
「大したお礼も出来ませんが
これを持って行きなさい」
『 エサをもらった 』
フセ姫
「他の八犬士たちも
怪我をしていなければ良いのですが…」
フセ姫
「村に残る気は○つ
そなたの鼻に期待していますよ」
イッスン
「鼻より足で探してるけどなァ…」


(フセ姫の家の前にいる戦闘態勢の犬に近付く)
イッスン
「おいアマ公…」
イッスン
「あの熱い視線を送ってくる
犬コロは何だァ?」
イッスン
「…お前の里見の印篭を見て
唸ってるみたいだぜェ」
イッスン
「…ナニナニ?」
悌狗
「"主君のフセ姫さまから
召集かかった―」
悌狗
「でも主の元へ帰る前に
旅で磨いた技試したい"」
イッスン
「…だとォ?」
悌狗
「"フセ姫さま無益な戦い
禁じている―」
悌狗
「でもお前里見の印篭持ってる
オレと戦ってその資格示せ!"」
イッスン
「…だってェ!?」
イッスン
「この野郎…オイラたちに
ケンカ売ってんのかァ!?」
イッスン
「上等だぜェもちろん買ってやらァ!
なぁアマ公!?」

(ケンカを… 買う)
イッスン
「よォしそう来なくちゃァ!」
イッスン
「何サマか知らねぇけど…
大神サマの根性見せてやろうぜェ!」












(ケンカを… 買わない)
イッスン
「…はァ?」
イッスン
「お前…こんな犬コロに
尻尾巻いて逃げるのかよォ!?」

(二回目)
イッスン
「こいつ…お前の持ってる
里見の印篭を見て唸ってるぜェ!」
悌狗
「"お前里見の印篭持ってる
オレその力試す!"」
イッスン
「…だってよォ!」
イッスン
「アマ公! お前無礼られっ放しで
いいのかよォ!?」

(悌狗と戦闘、勝利)
悌狗
「"お前中々やる
次はもっと広い場所で勝負!"」
イッスン
「…だとォ!?」
イッスン
「ヘッへ面白ェ!
とことんやってやろうじゃねェか」
イッスン
「フセ姫の姉ちゃんの所へ
サッサと戻れば良かったって―」
イッスン
「吠え面かかせてやるぜェ!」
イッスン
「…あれ? フセ姫の姉ちゃんに
呼ばれて来たって事は…」
イッスン
「もしかしてこいつも
里見の八犬士かよォ!?」
『 八犬士 悌狗 』
悌狗
「"腕ならしここまで…
悌狗
「今度は里見八宝玉の力
思い知らせる!"」
イッスン
「…里見八宝玉だァ?」
イッスン
「ケェーッ! 何の事か知らねェが
受けて立とうじゃねェか!」
フセ姫
「おおこれは悌狗ではないですか!」
フセ姫
「外で何か物音がしたので
出て来たのですが―」
フセ姫
「…そなたたちまさかケンカを?」
イッスン
「えっ!? ま…まさかァ
ちょっとす…相撲を取ってただけだィ」
イッスン
「ホ…ホレこの八犬士サマも
怪我一つなくピンピンしてらァ!」
フセ姫
「……」
フセ姫
「とにかくこれでやっと五つの
里見八宝玉が集まりましたが…」
フセ姫
「そなたたち!」
(項垂れる八犬士)
フセ姫
「まったく…何度言ったら道草せずに
帰って来れるのですか!」
イッスン
「ん? …なぁフセ姫の姉ちゃん
その里見八宝玉って何だィ?」
フセ姫
「…里見八犬士は一人一人が
それぞれ異なる徳の玉を持っており―」
フセ姫
「その八つの玉を里見家最高の家宝
里見八宝玉と呼ぶのです」
フセ姫
「その宝玉の力で赤カブトの結界を
破ろうと召集をかけたのですが―」
フセ姫
「この者たちときたら
いつものように言う事を聞かずに!」
フセ姫
「それにあと三人…残る八犬士が
未だに姿を見せません」
フセ姫
「これだけ待っても現れないとは…
まさか彼らの身に何かあったのでは!?」
フセ姫
「…とは言え助けに遣わせる者も
おりませんし一体どうすれば…」
フセ姫
「……」
イッスン
「な…何だいその目はァ?」
イッスン
「……」
イッスン
「…分かったよォ
オイラたちが探して来てやらァ!」
イッスン
一人残らず無傷で届けるって
約束したから仕方ねェや」
フセ姫
「おお…そなたたち
何と頼もしい事でしょう!」
フセ姫
「残る三人の八犬士の居場所は
気配で大体分かっていますから―」
フセ姫
「そなたたちの地図に
その場所を記して差し上げます」
フセ姫
「そなたたちには里見の印籠
ありますから―」
フセ姫
「それを八犬士たちに見せれば
彼らは必ずここへ戻るはずです」
フセ姫
「彼らが無事
生きていればの話ですが…」
フセ姫
「ともかく一刻も早く八宝玉を集め
風神宮の結界を破らねば…!」


フセ姫
「残る八犬士の気配は地図に記した通り
この村の外にあるのです」
フセ姫
「里見の印籠を見せれば
彼らは必ずここへ戻るはずです」
フセ姫
「無事生きていればの話ですが…」
フセ姫
「ともかく一刻も早く八宝玉を集め
風神宮の結界を破らねば…!」


智狗
「"あなたオオカミ?
生まれどこ?"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「アマ公…ホントにお前
どこで生まれたんだよォ?」


信狗
「"お前ヘンな隈取りしてる
それ流行りか?"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「イヤ…違うと思うぜェ」


礼狗
「"ナカツクニいま妖気だらけ
オレたちだけの力敵わない"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「そうさァだからここは
力を合わせないとなァ!」


考狗
「"八犬士の仲間たちまだ集まらない
遅刻ダメ"」
イッスン
「…だってェ?」
イッスン
「お前も道草食ってただろォ!」


悌狗
「"お前中々やる
その内また力比べする!"」
イッスン
「…だとォ!?」
イッスン
「ヘッへ臨むところだぜェ!」


(一度外に出てから)
フセ姫
「彼らの気配確かにこの村の外
感じましたが…今はどうでしょうか?」
フセ姫
「嗚呼…私に赤カブトの結界を
破る力があれば…」


梅婆
「神木村から来たイザナギさまの子孫だっていう
あの客―」
梅婆
「散々グウタラした挙句
プイッといなくなっちまったよ」
梅婆
「まったく…"妖気を祓ってやる"
なんて言って獲物はゴキブリ一匹さね」
梅婆
「でもまぁ掃除に肩叩きと
散々コキ使ってやったけどねぇ!」


梅婆
「あのグウタラ客…いなくなったら
いなくなったで寂しいもんだよ」
梅婆
「肩叩きだけでもしに
戻って来ないかねぇ」


(高宮平に移動)

(風車を買って茶屋の客に近付く)
茶屋の客
「おお!? …それはクサナギ村名物の
風車でねぇだか!」
茶屋の客
「オラかかぁにそれを買って来るよう
頼まれてただども―」
茶屋の客
「村でおっかねぇ唸り声を聞いてから
近寄り難くてなぁ」
茶屋の客
「お前…そいつをオイラに
くれねぇだかなぁ?」

(風車を… あげる)
茶屋の客
「ありがとうよ!
ホンに恩に着るだよ!」
茶屋の客
「これでオラも
かかぁにグーで殴られずに済むだ!」


茶屋の客
「お前のお陰で
かかぁもきっと喜ぶだよ!」
茶屋の客
「これで心おきなく
家に帰れるってもんだべ」
茶屋の客
「ハァ…安心したら
何だか気持ちがゆったりして来ただな」
(風車を… あげない)
茶屋の客
「そ…そこを何とか!
オラかかぁに殴られちまうだよ!」


茶屋の客
「クサナギ村名物の風車
お土産に買って行かないと―」
茶屋の客
「オラかかぁにグーでぶん殴られちまうだよ!」
茶屋の客
「…だけんども村でおっかねぇ唸り声を
聞いてから近寄り難くてなぁ」
茶屋の客
「おっかねぇ唸り声とかかぁのグー
…オラ進退窮まっただな!」


茶屋の客
「かかぁの土産も
無事手に入った事だし―」
茶屋の客
「慌てて帰る事ぁねぇ
…もうちょっとゆっくりするだんべ!」


『○○が
現れた!』
イッスン
「おおっとォ!」
イッスン
「…ここでも破魔矢の刺さった妖怪の
お出ましかよォ?」
イッスン
「あの矢は
誰かの恨みを買ってる目印だァ」
イッスン
「あいつだけは
絶対逃がすんじゃねぇぞォ!」
『 ○○…を退治した! 』
イッスン
「思った通り…今の野郎は
血判状仇妖怪じゃねェか!」
イッスン
「たまたま見つけたようなモンだけど―」
イッスン
「…とにかく
こりゃ儲けモンだィ!」
イッスン
「早速お前が持ってる血判状から―」
イッスン
「退治した野郎の名前を
スパッと消しちまおうぜェ!」
イッスン
「さァこれがさっきの野郎の顔が
描かれた面相書きだィ」
イッスン
「お前の手柄なんだから
自分の筆で名前を消しなァ!」
(成功)
イッスン
「一丁上がりっとォ!」
イッスン
「この調子だと…全部の名前を消すのも
スグじゃねェか?」
イッスン
「仇妖怪どもを片付けて
あのお姉サンの所へ行ったら―」
イッスン
「何かご褒美でももらえるかもなァ?」

(二匹目以降)
イッスン
「よォし
また仇妖怪をブッ倒したなァ」
イッスン
「それじゃ例の儀式行ってみようぜェ!」
イッスン
「要領は分かってるよなァ?
スパッと消せスパッとォ!」

(全部倒す)
イッスン
「おおっ!?」
イッスン
「これでこの血判状の名前が
綺麗サッパリ消えたじゃねェか!」
イッスン
「これをあのお姉サン
届けてやったらきっと喜ぶぜェ」
イッスン
「それからご褒美をタンマリ…
プフフフフ!」


(舌切りジジに近付く)
舌切りジジ
「ウヌッ!?」
舌切りジジ
「ほほぅ…こりゃ美味そうな
犬チクショウじゃねぇか!」
舌切りジジ
「スズメに続いて犬とは…
こりゃ豪華な鍋が食えそうだわ!」
『 戦慄! 舌切りジジ 』
舌切りジジ
「どれ…さっそく
とっ捕まえてやるか!」


(再度近付く)
舌切りジジ
「犬チクショウめ
まだウロウロしておるか!」
舌切りジジ
「今度こそ取っ捕まえて
鍋にしてくれるわ!」


(頭突き)
舌切りジジ
「やりやがったな
この犬チクショウ!」


(笹部郷に移動)
『 「竹の里 笹部郷」 』
イッスン
「アマ公…ここはあの竹じいさんが
話してた場所じゃねェか?」
イッスン
「ホレ"竹が取れないから
竹細工が作れねェ"
とか言ってたよォ」


子分(左)
「おうおうおうおう!!」
子分(左)
「そこの白毛布!
人の話を聞いてねぇってのかい!?」
子分(左)
「親分は大事な大事なお嬢さんを
さらわれて
お怒りになってるんでぇ!」
子分(右)
「俺たちも四方八方手を尽くして
探しちゃいるが―」
子分(右)
「お嬢さんが無事見つかるまでは
怪しい奴にその門はくぐらせねぇ」
子分(右)
「分かったらとっとと失せろぃ!」


(夜になってから舌切りジジババの家に)
舌切りジジ
「ゴルルルルル…」
舌切りジジ
「メシ…メシハマダカ…
グルルルルル…」

(頭突き)
舌切りジジ
「ゴルッ!?」


舌切りババ
「おや…今更何だい
このみすぼらしい犬チクショウは?」
舌切りババ
「…勝手に人の家に上がり込んで
図々しい奴だね」
舌切りババ
「お前みたいな筋張った犬に
もう用はないよ」
舌切りババ
「じいさんが美味そうな獲物を
取って来たからねぇ」
舌切りババ
「まだピーチクパーチクうるさいけど―」
舌切りババ
「グッタリ黙った頃が食べ頃さね!
イ〜ッヒッヒッヒ!」
舌切りババ(昼間に会っていない)
「おや…何だい
このみすぼらしい犬チクショウは?」
舌切りババ
「…勝手に人の家に上がり込んで
図々しい奴だね」
『 恐怖! 舌切りババ 』









舌切りババ
「それにしても…今夜も晃々と
月が照っているじゃないかい」
舌切りババ
「…まったく月の光ってのは
厄介なもんだよ」
舌切りババ
どうもあれを浴びると力が漲ってきて
ついポロッと正体を
ブツブツ
舌切りババ
「お陰でワシらみたいに普通に暮らす
振りをするのは大変だよ」
舌切りババ
「おまけに月夜は腹も減るしねぇ
イ〜ッヒッヒッヒ!!」

(頭突き)
舌切りババ
「グロッ!?」


(舌切りババを銜えて引き摺る)
舌切りババ
「ちょ…ちょっと
何するんだいこの犬チクショウめ!」
舌切りババ
「私を引っ張って
どこへ連れて行こうってのさ!」

(ババを月の光に当てると妖怪の影が壁に映る)
舌切りババ
「み…みみみみみ見〜た〜ね〜!!」
イッスン
「な…ななななな何だァあの影は!?」
イッスン
「こいつら人間じゃねェ…
妖怪がバケてやがるぞォ!!」
舌切りババ
「ヨ…ヨクゾミヤブッタ…」
舌切りババ
「オマエ コロス…」
舌切りババ
「オマエノニク…クウ!!」
イッスン
「き…来やがれ妖怪めェ!」
イッスン
「表で勝負だァ!」

(ジジババが烏天狗に変身、戦闘後ババの背負っていたカゴからスズメが出現)
チュンジャク
「チュ〜ン!」
チュンジャク
「妖怪に閉じ込められて
息苦しかったけど―」
チュンジャク
「やっと自由になれまチたわ!」
チュンジャク
「ワンちゃんが助けてくれたのね
ナデナデしてあげまチュ!」
(ナデナデした後)
チュンジャク
「私の名前は春雀太夫
スズメのお宿の看板娘でチュ!」
『 竹林に咲く一輪の花 チュンジャク 』
イッスン
「スズメのお宿の親分サンが探してた
娘ってのは…こいつかァ?」
チュンジャク
「さぁ早く帰らないと
おっ父が心配してるでチュ!」
チュンジャク
「でも…一人で行ったら
また妖怪にさらわれちゃうでチュ…」
チュンジャク
「ワンちゃん笹部郷まで私と一緒に
行ってくれないかチら?」
イッスン
「けェーッ!
…世話の焼けるガキだぜェ」
イッスン
「仕方がねェ一緒に付いてってやらァ!」
チュンジャク
「……」
チュンジャク
「バーカ」
イッスン
「な…何をォ!?」
チュンジャク
「さぁ行きまチョワンちゃん!」


(井戸を調べる)
イッスン
「汚ねェ井戸だぜ…
あの妖怪ジジババにはお似合いかァ」


(墓を調べる)
イッスン
「きっとあのジジババに
食われた奴らの墓だろうなァ…」
イッスン
「仇はとったから
キチンと成仏してくれよォ」


(笹部郷以外の場所へ行こうとする)
チュンジャク
「…ちょっとちょっとワンちゃん?」
チュンジャク
「いつになったら
お家に届けてくれるんでチュか?」
イッスン
「へッ贅沢言うんじゃねェや
こっちにも都合ってモンがあらァ」
チュンジャク
「……」
チュンジャク
「バーカ」
イッスン
「な…何をォ!?」


笹部郷に行きたい男
「あ…ありゃあ!?」
笹部郷に行きたい男
「お前どうしてスズメ組の嬢ちゃん
一緒にいるんだぁ!?」
笹部郷に行きたい男
「て事は…スズメ族が仕切ってる秘境
笹部郷は本当にあるんだ!」
笹部郷に行きたい男
「くそォオラも行く…
オラも笹部郷に行くぞぉ!」


笹部郷に行きたい男
「ここ数ヶ月こうして頑張りっぱなしで
風呂にも入ってねぇ…」
笹部郷に行きたい男
「笹部郷は温泉郷…その温泉に
オラぁどうしても入れてもらうぜ!」
笹部郷に行きたい男
「絶対に…絶対に諦めねぇぞ!」


(笹部郷に入り門扉に近付く)
子分(左)
「おうおうおうおう!!」
子分(左)
「そこの白毛布!
この笹部郷に何の用でぇ!?」
子分(右)
「我らスズメ族
いま厳戒体勢なんでぇ!」
子分(右)
「さらわれたお嬢さんが見つかるまで
何人たりともその門は…」
子分(右)
「あれ? お…お嬢!?」
チュンジャク
「ただいまでチュ!
いま帰って来たでチュ!」
子分(左)
「お嬢!! ご…ご無事で?」
子分(右)
「親分! お嬢さんが…お嬢さんが
帰って来やした!」
(壁が回転してジャンバ太夫が現れる)
チュンジャク
「おっ父…おっ父!!」
(ジャンバの所まで飛んで行くチュンジャク)
チュンジャク
「おっ父ごめんでチュ!
もう一人では出歩かないでチュ!」
ジャンバ太夫
「……」
ジャンバ太夫
「ヂュン…!」
子分(左)
「ヒ…ヒイィッ!!」
子分(右)
「お…親分が喜んでいなさる!」
イッスン
「…ホントかよォ?」
チュンジャク
「おっ父…あの白いワンちゃんが
助けてくれたんでチュよ」
チュンジャク
「是非お礼をしてあげて
くれないかチら?」
ジャンバ太夫
「……」
ジャンバ太夫
「ヂュ〜〜〜ン…!」
(ジャンバが手で丸を作ると笹部郷の扉が開く)
子分(左)
「客人…親分に認められるたぁ
御見それしやしたぜ!」
子分(右)
「さぁどうぞ中へ入って
おくんなせぇ!」


(井戸を調べる)
イッスン
「この井戸…底からチョロチョロと
水の音が聞こえて来らァ」