(ツタ巻遺跡に入る)
イッスン
「随分奇妙な形の石像だなァ」
イッスン
「あんなに苔生して…大昔から
手付かずのまま放置されてたようだぜェ」
イッスン
「…それにしても
あの気味の悪ィ水の色は何だィ?」
イッスン
「アマ公イキナリ水の中に
飛び込んだりしないで―」
イッスン
「一応桜花でハスでも描いて
様子を見ちゃどうだァ?」


(左の道の行き止まりを調べる)
イッスン
「何だァこの白壁は?」
イッスン
「ずいぶんズッシリした壁だぜェ…
これじゃこの先に行けそうもねェや」
イッスン
「さすがのお前でも
こいつはどうにもできねェだろうし―」
イッスン
「コッチは後回しだァ
さっさと他の入り口を探そうぜェ!」

(頭突き)
イッスン
「っとお! こいつは頑丈だァ
お前の石頭でも無理無理ィ」
イッスン
「…あんれェ? この壁
今プルッと動いたような…」
イッスン
「…そんなワケねえかァ
寄り道せずに先に行こうぜェ」


(玉岩を調べる)
イッスン
「何だいこのまん丸岩はァ?」
イッスン
「この岩…見た目によらず
ずいぶん頑丈に出来てんなァ」
イッスン
「こりゃ押しても引いても
ビクともしなさそうだぜェ」


(紫色の大ホオズキに近付くと鬼灯と戦闘、一定のダメージを与える)
イッスン
「よォしスキを見せたぜェ
早速筆しらべだァ!」
イッスン
「…と言いたいところだけど
こいつ大層な殻を着てやがんなァ」
イッスン
「このまま攻撃する前にまずは
殻をパ〜っと開かせる方法はねェか?」


(扉を調べる)
イッスン
「ダメだァ…
この扉ビクともしねェや…」
イッスン
「こりゃあ何かの仕掛けを
解かないと開かないみたいだぜェ」


(キノコを調べる)
イッスン
「こりゃまたずいぶんと
デカいキノコがあらァ」
イッスン
「このキノコ…こんな鬱蒼な場所に
ポツンと置かれて可哀想によォ」
イッスン
お天道サマの日差しでもあれば
気分も晴れるだろうになァ…」


(壁を調べる)
「ここにもヒビの入った壁があるぜェ」
イッスン
「お前の怒エラい業で
ドカンと一発風穴を開けてやろうぜェ」


(脆そうな足場の上を渡っていると)
イッスン
「ア…アマ公
ちょっと待ってくんなィ」
イッスン
「さっきのでっかいキノコ…
あれからどうも鼻がムズムズしてよォ」
イッスン
「ふぁ…ふぁ…」
イッスン
ブァ〜ックショイ! 畜生!
(足場が崩れ始める)

(渡り切れなかった場合リトライ、足場に戻って来ると)
イッスン
「ア…アマ公
ちょっと待ってくんなィ」
イッスン
「何だかこの状況…
さっきも味わった気がしねェか?」
イッスン
「試しにこう
鼻をコチョコチョっとして―」
イッスン
「ふぁ…ふぁ…」
イッスン
ブァ〜ックショイ! 畜生!


(元来た扉を調べる)
イッスン
「おいおいアマ公
どこに行こうってんだィ?」
イッスン
「行っても無駄無駄
コッチにはもう道がないぜェ!」


(錠前お化けを調べる)
イッスン
「何だいこいつは?
薄気味悪ィ錠前がついてやがるぜェ」
イッスン
「こいつはタダの錠前じゃねェな…
強い妖気が伝わってくらァ」


(白壁に近付く)
答選坊
「ヌ〜ン!」
答選坊
「オラノ名前ハ答選坊
答選坊
「一度通サナイト決メタラ
絶対通サナイ番人デ通シテルダ!」
答選坊
「…アレ? イヤ通サナイダッケ?」
答選坊
「ト…トモカクオラノ鉄壁ノ守リヲ
破レルト思ッテルダカ?」
答選坊
「無理ダ無理ダ
コノ体ニハ大砲ダッテ効カナイダ!」
答選坊
「…タッタ一ツオラニ弱点ガ
アルトスレバ―」
答選坊
「ドンナ妖怪デモ一撃デ死ンジマウ
経絡鬼孔ヲ突カレル事ダケンドモ…」
答選坊
「ソンナ弱点ヲアカラサマニ
晒ス間抜ケナ妖怪ハイナイダヨ」
答選坊
「…サァココハ絶対通サナイカラ
アッチヘ行クダヨ!」


答選坊
「ヌ〜ン! …オ前マダ
オラノ前ヲウロウロスルダカ?」
答選坊
「…無駄ダ無駄ダ
オラノ鉄壁ノ守リハ絶対ニ破レナイダ!」
答選坊
「…タッタ一ツオラニ弱点ガ
アルトスレバ―」
答選坊
「ドンナ妖怪デモ一撃デ死ンジマウ
経絡鬼孔ヲ突カレル事ダケンドモ…」
答選坊
「ソンナ弱点ヲアカラサマニ
晒ス間抜ケナ妖怪ハイナイダヨ」
答選坊
「…サァココハ絶対通サナイカラ
アッチヘ行クダヨ!」
イッスン
「邪魔だぜェこの木偶の坊!」
イッスン
「アマ公! …頭突きでもブチかまして
押し通ろうぜェ!」

(頭突きをすると順に経絡鬼孔が表示される)

(成功すると答選坊にヒビが入る)
答選坊
「アタァ!?」
答選坊
「モ…モシカシテ
オラノ経絡鬼孔バレテタダカ!?」
答選坊
「ソッカァ…
ジャア散リ際クライ派手ニ行クダ!」


(答選坊を倒すと破魔鍵が出現)
イッスン
「これは…妖力を祓う
破魔矢みたいだけど―」
イッスン
「破魔矢にしては切っ先が
みたいな形になってらァ…」
イッスン
「まァどっちにしろこいつから
妖力を退ける神聖な力を感じるぜェ」
(失敗)
答選坊
「ヌ〜ン!
クスグッタイ事スルンジャナイダ!」
答選坊
「コイツヲ喰ラウダ!」

(失敗二回目)
答選坊
「ヌ〜ン!
クスグッタイ事スルンジャナイダ!」
答選坊
「コイツヲ喰ラウダ!」
イッスン
「おいおいアマ公!
さっきからアイツ―」
イッスン
「興奮すると体に
光る点が浮き上がってねェか?」
イッスン
「アレが経絡鬼孔なら…筆しらべで
光る順に点を打って
みたらどうだァ?」


(壊れた橋を調べる)
イッスン
「この橋ずいぶんと
派手にブッ壊れてんなァ」
イッスン
「こんなモンお前にかかりゃ
どうって事ないだろォ?」


(毒壷を調べる)
イッスン
「オイ見ろよこの壷…
中から毒水が垂れ流れてるぜェ!」
イッスン
「これがこの遺跡の緑を
汚している元凶に違いねェや!」

(壷を全て壊すと遺跡の水が浄化される)
イッスン
「濁って毒溜まりになってた水が―」
イッスン
「すっかりキレイに澄み渡ったぜェ!?」
イッスン
「…これならスイスイと
気持ち良く泳げそうだなァ!」
イッスン
「下まで滝になって
流れ落ちてるようだし―」
イッスン
「このまま滝下りでもしたら
気持ち良さそうじゃねェか!」
イッスン
「…ゴホンいや呑気者の梅太郎なら
そうするんじゃねェかって話よォ」
イッスン
「オ…オイラはお前と違って
犬捜しを忘れたりはしてないからなァ」
イッスン
「それに…プフフフフ!」
イッスン
「お宝を探し当てる事だって
諦めてないぜェ!」


(土偶の中の部屋に移動、呪いの残りを浄化すると桃コノハナが開く)
イッスン
「お…おいおいこの光は…」
イッスン
「まさかこんな所で星座かァ!?」
(星座を完成させるとシンバルを持った猿が現れる)
蔦ノ花神
「おお…
我らが慈母アマテラス大神」
蔦ノ花神
「我は花三神最後の一神
蔦ノ花神にて候」
蔦ノ花神
「遥けき昔に御許の懐を出でて
百余念―」
蔦ノ花神
「我今こそ白雪に咲き添いて―」
蔦ノ花神
「枯れたる苦界を潤わさん!」
(蔦ノ花神がアマテラスに宿る)
イッスン
「来たなァ
桜花最後の神サマ蔦ノ花神!」
イッスン
「植物を司る桜花の神サマの中でも
ツタを自在に操る神サマさァ!」
イッスン
「大昔の大神サマは
この力でツタを体に繋ぎ―」
イッスン
宙を自在に飛び回ったって
昔話に聞いたっけ…」
イッスン
「…丁度あそこに咲いている―」
イッスン
「神サマの花桃コノハナから
ツタをニュルッと出して
なァ!」

(成功)
イッスン
「お見事ォ!」
イッスン
「まったく神サマってのは
便利に出来てやがんなァ」
(失敗)
イッスン
「アマ公何やってんだァ?」
イッスン
桃コノハナから線を伸ばして
そのままお前の体に繋ぐ
んだぜェ?」
イッスン
桃コノハナが開いてる時なら
ツタを引き出すのは自由自在…」
イッスン
「他にも咲いてないか
見回してみようぜェ!」


(土偶の頭を調べる)
イッスン
「テッペンまで来たのはいいけど…
行き止まりかァ!?」
イッスン
「…おやァ?」
イッスン
「この思わず何かを結び付けたく
なっちまう
取っ手は何だィ?」


(一番奥の扉に近付く)
イッスン
「こ…ここ入るのかィ?」
イッスン
「よォし行くかァ?
い…行っちまうかァ!?」
イッスン
「扉の向こうから何かイヤな雰囲気が
漂ってやがるけど―」
イッスン
「も…もう一度外へ出て準備を整えたり
しなくても大丈夫だよなァ…?」

(もちろん… 大丈夫!)
イッスン
「こうなったら腹ァ決めて
一丁行くぜェ!」
イッスン
「"考える前に飛び込め"ってなァ!」









(もちろん… 引き返す)
イッスン
「な…何だい引き返すのかよォ!?」
イッスン
「しょ…しょうがねェ奴だなァ
まったく!」

(再度扉に近付く)
イッスン
「や…やっぱり入るかィ?」
イッスン
「扉の向こうから何かイヤな雰囲気が
漂ってやがるけど―」
イッスン
「も…もう一度外へ出て準備を整えたり
しなくても大丈夫だよなァ!?」


(鳥居に近付く)
イッスン
「見ろよォアマ公!」
イッスン
「あれは金閣鳥居って言う
祭礼の門で―」
イッスン
「通り抜けるとあの鳥居が
その瞬間を記憶してくれるんだぜェ!」
イッスン
「そうすりゃもし冒険の途中で倒れても
記憶した状態から再開出来る
のさァ!」
イッスン
「…有体に言やァ
コンティニューってヤツだなァ」
イッスン
「ただしその記憶が続くのには
限りがあって―」
イッスン
ゲームをやめたらそこで
記憶はなくなっちまうンだ」
イッスン
「それに物実の鏡セーブした時も
記憶はそっちに移っちまう」
イッスン
「…まァ金鶴鳥居を通る
物実の鏡でセーブするか―」
イッスン
「それで瞬間を記憶させておけば
コンティニュー出来るって事よォ!」
イッスン
「とにかく通り抜けなきゃ損だィ
行った行ったァ!」


(走り過ぎて壁の穴から落ちるアマテラス)
イッスン
「痛ってェな
この毛むくじゃらァ!」
イッスン
「いつもポアッとするなって
言ってんだろォ!?」
(地鳴りがする)
イッスン
「…今何か動いたかァ?」
イッスン
「おお!?」
イッスン
「見ろよォこのでっかい花をよォ!」
イッスン
「…こりゃとんでもないお宝を
探し当てたかも知れないぜェ!」
イッスン
「大抵こういう物の中には
お宝が眠ってるモンなんだィ!」
(花の上まで移動し、中を覗き込むイッスン)
イッスン
「何だァこりゃ…犬コロ?」
(怪しい影が現れ、素早くイッスンを助けるアマテラス)
イッスン
「こ…この野郎離せ離せェ!」
イッスン
「オイラの体が
ヨダレでベトベトじゃねェか!!」
イッスン
「お…おい
あの八本のアレはもしかして…」
???
「我ラガ主君ノ黄泉帰リシ
メデタキ折ニ―」
???
「トヤカクヤト嗅ギ回ル
ウットウシイ犬トハオ前カエ?」
(アマテラス欠伸をする)
女郎蜘蛛
「…フザケタ真似ヲスル犬ダヨ」
女郎蜘蛛
「遺言クライハ聞イテヤロウト言ウノニ
生意気ナ態度ダネェ」
(そっぽを向いて何か言うアマテラス)
女郎蜘蛛
「何ダッテ?
…コノ期ニ及ンデソンナ悪タレ口ヲ!」
女郎蜘蛛
「犬ヲ喰ラウ趣味ハナイケド
アタシノ腹ノ中デ溶カシテヤロウカイ?」
イッスン
「何言ってやがんだィ
腹ん中に犬コロを咥え込んでよォ!?」
イッスン
「…それにこちとら犬じゃねえやィ
これでも立派な大神サマだィ!」
女郎蜘蛛
「アレ! 人間ノ言葉モ話セルトハ
驚イタヨ」
女郎蜘蛛
「…デハ大神トヤラ
死出ノ山路ヘノイソギハ良イカエ?」
女郎蜘蛛
「楽ニ逝カセテヤルカラ
ソコヲ動クンジャナイヨ!」
(女郎蜘蛛と戦闘、終了後女郎蜘蛛が花に変わる)

「…斯くして古の遺跡に乗り込んだ
アマテラス一行は―」
「遺跡に棲み付いた大妖怪女郎蜘蛛を
見事退治したのじゃった」
「醜い姿だった女郎蜘蛛は
その身を大輪の花に変え―」
「ツタ巻遺跡の奥深くで安らかに
咲き続ける事になったのじゃ」
「そしてその美しい花の中には―」
「女郎蜘蛛に喰われたはずの
小さな犬が丸まっておった」
「これで全ては一件落着…
とその時じゃった―」
「女郎蜘蛛の妖術で封じ込められていた
神器神獣鏡が―」
「眩い光と共に蘇り
アマテラスの目の前に現れたのじゃ」
『 神器 神獣鏡を手に入れた! 』
イッスン
「クモババァめ…神サマの持ち物を
隠してるたァ油断ならねぇ奴だぜェ!」
イッスン
「…もしかしたら他の妖怪連中を
退治しても
―」
イッスン
こんなふうに
神器が現れたりする
のかもなァ?」
イッスン
「まァこの神器の威力も
いずれ試すとしようや大将!」
イッスン
「それはそうと…見ろよアマ公
あの犬コロ眠ってやがるぜェ」
イッスン
「あいつだなァ?
坊主が探してた梅太郎ってのは…」
イッスン
「起きるのを待って
連れて帰るとするかァ」
イッスン
「…とその前に―」
イッスン
「目覚めのイッパツ大神サマの
勝ち名乗りと行こうじゃねェか!」


(梅太郎を銜えて遺跡から出るアマテラス)
コカリ
「ああ〜っワン子!」
コカリ
「ボクのカギ返せよーっ!
早く梅太郎を助けなきゃ…」
コカリ
「あれれれれ〜っ!?」
コカリ
「梅太郎? …梅太郎じゃないか!」
コカリ
「お前…無事だったんだね!」
コカリ
「怪我はないのかい?
一人ぼっちで怖くなかったかい?」
(コカリに唸り声を上げる梅太郎)
コカリ
「う…梅太郎どうしたの…?」
イッスン
「坊主この犬コロはなァ―」
イッスン
「遺跡の奥にいて
中々帰ろうとしなかったんだぜェ」
コカリ
「そんな…なぜだい梅太郎?」
コカリ
「一人で逃げたボクの事を怒ってるの?」
イッスン
「待ちなァ…お前はこいつを
遺跡に置いて来たって言ったけど―」
イッスン
「こいつは自分から
ここに残った様子だったぜェ」
コカリ
「自分から…?」
コカリ
「それは…一体どういう事なの!?」
イッスン
「さァな何か伝えたい事でも
あったんじゃねェか? …例えば―」
イッスン
「一人で冒険してお前に一人前の姿を
見せたいとかよォ」
コカリ
「……」
イッスン
「まァ…男ってのは他人が思うほど
子供じゃないってこったァ」
イッスン
「いつの間にか成長して
アッと驚く事をやり遂げるもんなのさァ」
コカリ
「……」
コカリ
「そうか…」
コカリ
「梅太郎
お前には全部分かっていたんだね」
コカリ
「そう…ボクは嵐で壊れた橋を直すよう
父ちゃんに言われていた」
コカリ
「…それなのに失敗が怖くて
そこから逃げていたんだ!」
コカリ
「それを梅太郎…お前は
自分で危険な冒険に挑戦して―」
コカリ
「ボクに逃げない勇気を
見せてくれたんだね!」
(尻尾を振ってサオを取り出す梅太郎)
コカリ
「それは…ずっと前に森で失くした
父ちゃんのサオ!」
コカリ
「お前は遺跡でこの匂いを嗅ぎ当てて
たった一人で探し出して来たのか…」
コカリ
「よしボクやるよ!
一人で橋作りをやり遂げて―」
コカリ
「父ちゃんをアッと驚かせてみせるよ!」
(走り去るコカリと梅太郎)


カリウド
「おお…白いオオカミよ
息子の行方を知らないか?」
カリウド
「最近は曇りヶ淵のほとりで
釣りをしていたようなのだが―」
カリウド
「今はどこを探しても見当たらんのだ」


カリウド
「息子よ…まさかあの急流へ行って
橋作りを始めた
のでは?」
カリウド
「…いやまだ分からん
それに干渉し過ぎるのも良くない」
カリウド
「とにかく今は突き放すのが愛だ!」


(コカリに近付く)
コカリ
「え〜〜〜いっ!!」
コカリ
「ホラ縄が掛かったよ!」
スサノオ
「お…お前たち
その縄をどけろぉ!!」
(川上から丸太に掴まって流れてくるスサノオ)
イッスン
「あれはスサノオのおっさん…?」
イッスン
「一体何の真似だァ?」
スサノオ
「我が真奥義 真空樽魔落としを
仕損じて…」
スサノオ
「この大木ごと流されてしまったのだぁ〜!!」
イッスン
「こ…こっちへ来るぞ
坊主その釣竿を握って踏ん張れェ!」
(踏ん張るコカリを銜えて抑えるアマテラス)
イッスン
「ち…違った
釣竿から手を離せばいいんだァ!」
(物凄い頑張ってるコカリとアマテラス)
イッスン
「お前ら違うってェ!!」
(縄が大木に引っ掛かって飛ばされスサノオにしがみ付く三人)
イッスン
「アマ公お前の筆しらべで
何とかしろォ!!」

(成功するとツタに丸太が引っ張られ、空を飛んで川に掛かる)
イッスン
「ハァ〜お前らまったく…
一時はどうなるかと思ったぜェ」
イッスン
「…でも見ろよ
立派な橋が架かったじゃねェか!」
コカリ
「あの橋を…ボクが?」
イッスン
「ヘッへそうさァ」
イッスン
「この橋は紛れもなく
お前の手柄だぜェ!」
(失敗)
イッスン
「た…滝だァ!!」
イッスン
「もうダメだァ〜!!」

イッスン
「…なァんて事にならないよう
丸太にブレーキをかけるんだよォ!」
イッスン
両岸に咲いてる桃コノハナから
ツタを伸ばして
―」
イッスン
この丸太に結ぶんだァ!!」
イッスン
「…坊主何を悩んでいたのか
知らねェけど―」
イッスン
「男が冒険から逃げてちゃ
話は始まらないンだ」
イッスン
「…それを教えてくれた
その犬コロに感謝しろよォ!」
コカリ
「梅太郎ボク…
ボクやったよ!」
(抱き合うコカリと梅太郎)
イッスン
「アレ? …スサノオのおっさんは
どこへ行ったんだァ?」
イッスン
「こんな事でくたばるような
タマじゃないだろうけどよォ…」
イッスン
「…まぁどうせその内
ひょっこり出て来るかァ!」


コカリ
「梅太郎…ボクやったよ!」
コカリ
「何事も挑戦する事が大切なんだね!」
コカリ
「実を言うとボク
サオの使い心地が気に入っちゃって…」
コカリ
「父ちゃんとは別の道を
目指してみようかなぁ」


コカリ
「あの淵に棲むという伝説のヌシ…」
コカリ
「ボクにはあの伝説が
本当の話のように思えるんだ」
コカリ
「ヌシは絶対にいる…
いつか絶対釣り上げてみせるよ!」


カリウド(昼)
「息子の奴め今日も元気に
曇りヶ淵へ走って行ったよ」
カリウド(昼)
「やっと自分の行くべき道を
見つけたか…」


コカリ(昼)
「やあワン子こんにちは!」
コカリ
「実はボク釣りの楽しさに
目覚めちゃって…」
コカリ
「針も糸もないけど
気合で頑張ってるんだ!」
コカリ
「どう? ワン子も
ボクの釣りを見て行かない?」

(釣りに… 興味ない)
コカリ
「あれ行っちゃうの?
ここにいるからまたおいでよ!」

(二回目以降)
コカリ
「釣りの魅力は魚を釣る事よりも―」
コカリ
「こうして心を落ち着けて
自然と向き合う事かも知れないね…」
コカリ
「どう? ワン子もボクと
のんびり水面を眺めていかない?」


(釣りに… 付き合う)
イッスン
「さァてアマ公
要領はもう分かってるよなァ?」
イッスン
サオと魚を線で繋いで
大物釣り上げてやろうぜェ!」

(魚を繋ぐと)
コカリ
「よしっかかったぞ!」

(一匹目を釣り上げると)
イッスン
「アマ公やるじゃねェか!」
イッスン
「釣りってのは釣れば釣るほど
いい魚が寄って来る
モンなんだィ」
イッスン
「この勢いでドンドン行こうぜェ!」

(二匹目以降を釣り上げる)
イッスン
カリウド(夜)
「おお白いオオカミよ
聞いてくれ!」
カリウド(夜)
「我が息子が見事急流に
橋を架けたのだ!」
カリウド(夜)
「男というものはいつの間にか成長して
アッと驚く事をやり遂げる…」
カリウド(夜)
「俺の方が過保護だったのかも
知れんな」


カリウド(夜)
「フフフ息子の奴め
すっかり釣りに魅せられたようだ」
カリウド(夜)
「大自然と向き合い
多くの事を学ぶがいい…」


コカリ(夜)
「やあワン子こんばんは!」
コカリ(夜)
「実はボク釣りの楽しさに
目覚めちゃって…」
コカリ(夜)
「針も糸もないけど
気合で頑張ってるんだ!」
コカリ(夜)
「どう? ワン子も
ボクと夜釣りをしない?」

(釣りに… 興味ない)
コカリ(夜)
「あれ行っちゃうの?
気が向いたらまたおいでよ!」

(二回目以降)
コカリ(夜)
「釣りの魅力は魚を釣る事よりも―」
コカリ(夜)
「こうして心を落ち着けて
自然と向き合う事かも知れないね…」
コカリ(夜)
「どう? ワン子も
ボクと夜釣りをしない?」

(釣りに付き合った以降)
コカリ
「釣りの魅力は魚を釣る事よりも―」
コカリ
「こうして心を落ち着けて
自然と向き合う事なんだよね」
コカリ(夜)
「昼とは違う夜の自然の姿も
いいものなんだよ」
「お前調子上げて来やがったなァ?」
イッスン
「…さァ次だィ次!」

(一匹も釣らずに中断)
イッスン
「な…何だィもうやめるのかよォ?」

コカリ
「失敗失敗!
今回は上手くいかなかったなぁ」
コカリ
「でも釣りは運もあるから
気長にいかないとね」

(一匹釣る、もしくは小物だけを釣って中断)
コカリ
「あ〜楽しかった!」
コカリ
「自然の恵み…ありがたく頂こうね!」

(中物を釣ってから中断)
コカリ
「大漁大漁!」
コカリ
「自然への感謝の気持ちが成功を呼び込んだのかなぁ?」

(大物を釣ってから中断)
コカリ
「す…すごい大物が釣れたね?」
コカリ
「これだから釣りはやめられないよ!」

(体力が尽きて終了)
イッスン
「あ〜あァ
どんぶらコロコロどんぶらコっとォ」
イッスン
「せっかく上り調子だったのに…
もう一度仕切り直すかァ?」

(もう一度… もうやめる、またはある程度釣ってから中断)
イッスン
「おっと…オイラも
つい夢中になっちまったィ」
イッスン
「…そろそろ旅に戻るかァ!」


行商人
「ねぇワン子…クサナギ村への橋が
直ったらしいんだよ!」
行商人
「これで仕入れも心配なし!
在庫の残りを気にしなくて済むよ」
行商人
「さぁ今日も商品充実!
ワン子もお使いの用事はないかい?」


(高宮平へ行こうとする)
イッスン
「さァて…この先は高宮平っていう
山間の原っぱだァ」
イッスン
「こんな時だィ
用心するに越した事ァねェが―」
イッスン
「…キレイな花畑でも
待っててくれる事を祈ろうじゃねェか」
イッスン
「それじゃアマ公行くぜェ!」