(アガタの森へ移動)
イッスン
「こ…こんな森の中まで
タタリ場が広がってるのかよォ!?」
イッスン
「草や木がたくさん生えてりゃ
妖気も寄り付かないと思ったが―」
イッスン
「森をこんな風に変えちまうなんて…
一体どんな呪いだァ?」


(休憩所を調べる)
イッスン
「こんなところに休憩所があらァ」
イッスン
「まだ渡し舟が運行してた時は
皆ここで旅の疲れを癒してたんだなァ」


(洞窟に入る)
イッスン
「!?」
イッスン
「見ろォこんな所に家が建ってるぜェ」
イッスン
「これだけタタリ場が広がってるのに…
まだ誰か住んでるのかァ?」


(燃えてる宝箱を調べる)
イッスン
「何だィこの宝箱はァ?」
イッスン
「こういう宝箱には決まって
いいモンが入ってるに違いねェや!」


ぼくせんババ
「フェッフェッフェッ」
ぼくせんババ
「…よう来たな
迷える白いオオカミよ」
ぼくせんババ
「ワシは近い未来を見通せる
卜骨使いのぼくせんババだ」
ぼくせんババ
「…お主の来訪も予見しておったぞえ」
『 卜骨使い ぼくせんババ 』
ぼくせんババ
「さて…何やら外の世界じゃ
どエラい事が起こってるようだけど―」
ぼくせんババ
「今このナカツクニに乱が訪れたのも
さるべき故あっての事」
ぼくせんババ
「…と言うのも実は今年こそ―」
ぼくせんババ
「イザナギと白野威が怪物退治を
してから丁度百年目の年なのだ」
ぼくせんババ
「お前も見て来ただろう?
…外一面を飲み込む巨大なタタリ場を」
ぼくせんババ
「野を滅ぼし人はおろか如何なる
生類をも寄せ付けぬ暗黒の妖域…」
ぼくせんババ
「あれほどの妖力を操るのは
ヤマタノオロチを措いて他におるまい」
ぼくせんババ
「…しかしまさかこれほど爆発的に
広がるとはねぇフェッフェッフェッ」
ぼくせんババ
「土地を守る産土神…賽の芽
蘇らせない限り呪いを祓う事は叶わぬ」
ぼくせんババ
「このアガタの森のどこかにも
賽の芽が隠れているはずだよ」
ぼくせんババ
「…おっと商売抜きで話してやるのは
ここまでだ!」
ぼくせんババ
「ワシの本業は未来を見通す卜骨占い…」
ぼくせんババ
「金さえ払えばオオカミの未来でも
覗いてやるが…どうするかえ?」
『 鑑定料500両を 払う 払わない 』
(払う)
ぼくせんババ
「どれそれじゃあこの卜骨で
お主の未来を占ってやろうかねぇ」
ぼくせんババ
「ヤヤヤヤヤッ!」
ぼくせんババ
「見える! 見えるぞえ!」
(払わない)
ぼくせんババ
「また迷ったらいつでも来な
フェッフェッフェッ」



(中略)
ぼくせんババ
「…予言はここまでじゃ」
ぼくせんババ
「後は心当たりを探ってみるんだねぇ
フェッフェッフェッ」
『 ぼくせんババの鑑定書を手に入れた 』


ぼくせんババ
「やっぱり来たねぇ
迷える白いオオカミよ」
ぼくせんババ
「さあ金さえ払えば
未来を覗いてやるが…どうするかえ?」


(人間を調べる)
イッスン
「…また石像人間かよォ」
イッスン
「いや…人間石像か?」
イッスン
「まぁともかくこの一帯の
呪いを解かなきゃ元には戻らない
ぜェ」


(賽の芽を調べる)
イッスン
「こいつは…賽の芽だぜェ!」
イッスン
「ずいぶん奥まった所に
ひっそりと鎮座してんなァ」
イッスン
「オイアマ公! ここは一丁
パァ〜っと一花咲かせてやんなィ!」

イッスン
「この賽の芽…」
イッスン
「お前の筆業でパァ〜っと
大輪の花を咲かせてやんなァ!」


(賽の芽を復活させると宝箱出現)
『 足玉を手に入れた 』
イッスン
「森の奥深く賽の芽に守られた
新しい神器かァ…」
イッスン
「お前何から何までサクヤの姉ちゃんに
世話になりっ放しじゃねェか」
イッスン
「…とにかくこいつは
随分助かる贈り物だぜェ!」
イッスン
「妖怪どももあの手この手で
襲って来るから―」
イッスン
「お前もいい神器を身に着けて
技を磨いておきなィ!」
イッスン
「…言っておくが
ただ身に着けるだけじゃ芸がないぜェ」
イッスン
「神器には表と裏二通りの装備の仕方
があって―」
イッスン
「例えば同じ神器でも表装備にするか
裏装備にするかで効果が違う
ンだ」
イッスン
「…それくらい百年眠ってたお前でも
覚えてるよなァ?」
イッスン
「まァお前の頭で
難しい事は考えなくていいから―」
イッスン
「取りあえず今拾った神器を
表装備してみろよォ!」

イッスン
「…ちゃんと装備出来たかァ?」
イッスン
「何をどう装備しようと自由だけど…
例えば鏡を裏装備したら―」
イッスン
敵の攻撃を防ぐ盾になるんだぜェ!」
イッスン
「危険が迫ったら
△ボタンで鏡を構えて身を守る!」
イッスン
「…まァその辺の木っ端妖怪で
おいおい試したらいいやァ」
イッスン
「そうそうそれからもう一つ!」
イッスン
「…お前サクヤの姉ちゃんの言葉
覚えてるよなァ?」
イッスン
賽の芽が蘇るたび神木村の神木に
賽の実を付ける
って言ってたから―」
イッスン
「また用事があって神木村へ
戻った時にでも顔出して見ようぜェ!」


(洞窟を出ると笛の音が聞こえる)
???
「天呼ぶ地呼ぶ海が呼ぶ…」
???
「物の怪倒せと我を呼ぶ!」
???
「人倫の伝道師ウシワカ イズ ヒア!」
『 陰陽師 ウシワカ 』
イッスン
「な…何だィありゃ」
ウシワカ
「その真紅の隈取
そしてその身に粧し込んだ神の器…」
ウシワカ
「なるほど傾いたルックスだけど
その実力は本物かな…ベイビィ?」
イッスン
「ヤイヤイそんな高い所から
何をエラそうにしてんだィ!」
イッスン
「ちゃんと降りて来て話を―」
イッスン
「…待てよ? あいつ
アマ公の本当の姿が見えてるのかァ?」
(ウシワカ飛び下りて笛をライトセーバーに変える)
イッスン
「ああっ
この野郎刀を抜きやがったァ!」
ウシワカ
「抜いたとも…ミーはこれでなくては
語れない男だからね」
ウシワカ
「ナカツクニにタタリ場が広がった時
宝剣月呼を抜いた人影が―」
ウシワカ
神木村へ逃げ込んだ上大岩で
入り口を塞ぐ
のを見たんだけど…」
ウシワカ
「ユーたち何か知らないかな?」
イッスン
「おい何かヤバいぜェ!
ここはひとまず様子を見た方が―」
イッスン
「…ってアマ公
お前またコーフンしてるのかよォ!」
ウシワカ
「グッド! そう来なくっちゃ…」
ウシワカ
「では我が愛刀ピロウトーク
調べを―」
ウシワカ
「思う存分聴かせてあげようか!」
(一頻り舞った後)
ウシワカ
「レッツロックベイビィ!」
(ウシワカと戦闘、終了)
ウシワカ
「よそうアマテラス君…」
ウシワカ
「久しぶりにユーの力を味わったけど…
もう充分だよ」
イッスン
「何だィ今更
お前の方から仕掛けて来たんだろォ!」
イッスン
「…あれェ? アマ公
あいつと知り合いなのかァ…?」
ウシワカ
「フフフフ」
ウシワカ
「こんな不器用な真似しか出来なくて
悪かったね…ベイビィ」
ウシワカ
「…実はミーはこの辺りを襲った
怪現象について調べていたんだ」
ウシワカ
「一面をタタリ場で覆い尽くし
太陽の光さえ瞬く間に奪い去った―」
ウシワカ
「伝説の怪物ヤマタノオロチ
呪いの事をね!」
イッスン
「ヤ…ヤマタノオロチ…?」
(途端に怪しげな風が吹き始める)
ウシワカ
「不用意にその名前を
口にしない方がいいよ」
ウシワカ
「心の弱い者は
それだけで呪われてしまう」
ウシワカ
「ヤマタノオロチは百年前
イザナギと白野威によって退治され―」
ウシワカ
「ミーが警備していた
六夜の祠に封印されていたんだ」
ウシワカ
「神州平原の大きな湖の真ん中にある
古い祠にね…」
ウシワカ
「ところが何者かによって宝剣月呼が
引き抜かれオロチは復活―」
ウシワカ
「その呪いの力で辺り一面が
タタリ場に変えられてしまった」
ウシワカ
「ミーが都へ帰った留守を
狙われたらしいんだけど―」
ウシワカ
「まさか誰にも抜けないはずの月呼が
いとも簡単に引き抜かれるとはね」
ウシワカ
「…どうやらミーの予知を越える
運命の動きがありそうだよ」
(丸まって寝てるアマテラスにコケるウシワカ)
イッスン
「ヘッヘッへそんな運命が
何だってんだィ!」
イッスン
「オイラたちはその呪いを
解いて回ってるんだぜェ」
イッスン
「この調子でヤマタノオロチだって
コツーンと小突いてやらァ!」
ウシワカ
「へぇ…この辺を蘇らせたのは
ユーたちだったんだ」
ウシワカ
「でもオロチが復活してからそれなりに
時間が経ってると言うのに―」
ウシワカ
「随分スローなペースだねぇ」
イッスン
「な…何ィ!?」
ウシワカ
「正直な話
いま戦ってみて分かったんだけど―」
ウシワカ
「アマテラス君
ユーの力にはガッカリしたよ」
ウシワカ
「昔ヤマタノオロチと大立ち回りを
演じたのかも知れないけど…」
ウシワカ
「そんな過去の栄光に慢心して
ボンヤリしてたもんだから―」
ウシワカ
「今はもうスッカリ
衰えちゃってるんじゃないの?」
イッスン
「この野郎言わせておけばァ…」
イッスン
「お前さっき神木村に逃げる人影を見た
とか言ってたよなァ?」
イッスン
「そんな事を知ってるお前だって
怪しいモンじゃねぇかよォ!」
ウシワカ
「何を興奮してるんだい
このゴムマリ君は…?」
ウシワカ
「…そうそう! ミーには
未来を予知する力があるんだけど―」
ウシワカ
「ユーたちに一つ予言の言葉を
プレゼントするよ」
ウシワカ
「"スリル満点丸太でゴー!"」
ウシワカ
「…それがユーたちの未来の
キーワードさ!」
ウシワカ
「さてと…ミーは忙しいので
そろそろ失礼するよ」
ウシワカ
「それじゃあ…グッバイベイビィ!」
イッスン
「ケェーッ!!」
イッスン
「何だい何だいあの野郎はァ!」
イッスン
「起きろ起きろォアマ公!」
イッスン
「さっさと先を急ごうぜェ!」


(大ホオズキを調べる)
イッスン
「こいつは大ホオズキだなァ」
イッスン
「地中に隠された宝物を包み込んで
芽を出す特別なホオズキで―」
イッスン
「切っても叩いても
人間には中身が取り出せないのさァ」
イッスン
「神サマだけが特別な方法
包みを開かせるって言い伝えだけど―」
イッスン
「お前…どうやるのか知ってるかァ?」


イッスン
「地中に隠された宝物を包み込んで
芽を出す大ホオズキ…」
イッスン
「神サマだけが特別な方法
包みを開かせるって言い伝えだけど―」
イッスン
「こいつをパァ〜っと満開にするなんて
お前…どうやるのか知ってるかァ?」

(頭突き)
イッスン
「無駄無駄ァ
そんなもんじゃ開かないってェ!」


カリウド
「おおこれは珍しい…!」
カリウド
「白いオオカミとは…
まるであの白野威さまのようだ」
カリウド
「…このアガタの森にも
昔はたくさん動物がいたものだが―」
カリウド
「妖怪たちが増え始めてからは
数がめっきり減ってしまってなぁ…」
カリウド
「おっと今はそれどころでは
ないのだブツブツ…」


カリウド
「う〜むどうしたものか…」
カリウド
「なぁ白いオオカミよ
この森で我が息子に会わなかったか?」
カリウド
「…実はこの森の奥の奈落井川が
嵐の日に増水して―」
カリウド
「隣のクサナギ村へ通じる橋が
流されてしまってなぁ」
カリウド
「その奈落井川に新しい橋を架けるよう
息子に言っているのだが―」
カリウド
「犬の世話ばかりしていて
取り掛かろうとしないのだ」


カリウド
「息子が可愛がっているのは
梅太郎という犬で―」
カリウド
「昔森で傷付いていたのを
俺が拾って来たのだが…」
カリウド
「息子はその梅太郎を看病して以来
妙に過保護になってしまったのだ」
カリウド
「まったく…あいつは優し過ぎるあまり
自分も冒険しようとしない」
カリウド
「だが森に住む者が男になるためには
何があろうとやらねばならぬ事がある」
カリウド
「…新しい橋は絶対息子に
手がけて欲しいのだ!」
カリウド
「あいつなら必ずやり遂げる
…後は信じて待つのみだ」

(頭突き)
カリウド
「おおっ!?」


行商人
「いやぁ困ったなぁ…」
行商人
「このアガタの森の奥には奈落川
っていう大きな川があるんだけど―」
行商人
「そこに架かってる橋が
先日の嵐で落ちちゃってねぇ」
行商人
「お陰で商品の仕入れが大変なんだよ」
行商人
「…まぁ幸い在庫はたくさんあるから
今のところ商売は出来るけどさ」
行商人
「ワン子買い物のお使いがあったら
ちょっと見て行かないかい?」


(看板を調べる)
『 「聖泉 ヒトシオの泉」 』
イッスン
「フエ〜! 透き通るくらいに
キレイな水が流れてらァ!」
イッスン
「聖泉なんて大そうな響きだけど
あながち間違ってないのかもなァ…」


(熊を調べる)
イッスン
「…おやァ?」
イッスン
「こいつ…花咲谷で眠りこけてた
クマじゃねェか」
イッスン
「まだ眠ってやがるぜェ
グースカとよォ」
イッスン
「差し詰め名前はネムリって
ところかァ?」
『 命名 ネムリ 』
イッスン
「幸せそうな顔して眠ってやがんなァ…」
イッスン
「よっぽど玉コロが好きなようだぜェ」


(そこらに転がってる玉をネムリの所まで運んで行くと一瞬目覚めて飛び移る)
イッスン
「お見事ォ!」
イッスン
「…と思ったら
もう眠っちまいやがったぜェ?」
イッスン
「でも気持ち良さそうに眠ってらァ」

(頭突き)
イッスン
「オイオイ
動物をイジメんなってェ!」


(橋を調べる)
イッスン
「あ〜あ…橋がすっかり
流されちまってらァ」
イッスン
「橋を流しちまうなんて
とんでもねェ急流だぜ」
イッスン
「こんな状態じゃ如何な筆しらべでも
どうにもならねェや…」
イッスン
「ウ〜ン
どうしたもんか…」


イッスン
「この急流で
流されちまった橋…」
イッスン
「こんな流れじゃあお前の筆しらべでも
橋を直す事はできねェぜ」
イッスン
「…ここは動物らしく足を使って
探索と行くかァ!」


キバメ
「おう?」
キバメ
「何だい…白いオオカミたぁ
珍しいもんがいるじゃねぇか」
キバメ
「…名乗りなぁ」
イッスン
「何ィ?」
キバメ
「いいから名乗りなぁ!」
キバメ
「オオカミだからって
黙ってたら承知しねぇぞ!」
イッスン
「オ…オイラはイッスン!」
イッスン
「…それからこいつは
アマテラスってんだィ!」
キバメ
「……」
キバメ
「おいシロ…俺の名を知ってるか?」
キバメ
「天下に轟く牙商人―」
キバメ
キバメさまとは俺の事よ!」
『 天下の牙商人 キバメ 』
キバメ
「さぁてシロ…
お前も獣の端くれなら知ってるな?」
キバメ
「妖怪どもを退治すりゃ手に入る―」
キバメ
妖怪牙の事をよォ!」
イッスン
「…妖怪牙ァ?」
キバメ
「三下妖怪どもを
チョイと懲らしめりゃ―」
キバメ
「奴らぁ消えちまう間際に
牙をポロッと落として行きやがる」
キバメ
「…こいつが貴族の間じゃ
権力の象徴として重宝されてなぁ」
キバメ
「奴らぁ言い値で買いやがるのよ!」
キバメ
「…どうだいシロ
お前も妖怪牙を持っちゃいねぇか?」
キバメ
「へっへ
もちろんタダで寄越せとは言わねぇ…」
キバメ
「このキバメさまが
ナカツクニ中から集めた宝物と―」
キバメ
「物々交換といこうじゃねぇか!」


キバメ
「シロ…言っておくけどなぁ―」
キバメ
「俺の宝は端た牙とは交換出来ねぇぞ!」
キバメ
「…妖怪どもをブッ倒して
妖怪牙をタンマリ集めて来たなら―」
キバメ
「俺の大事な大事な宝物と
交換してやろうじゃねぇか!」

(頭突き)
キバメ
「効かねぇ効かねぇ!」


スサノオ
「うぬっ!?
またもやポチお前か!」
スサノオ
「うぬぬぬぬ…なぜお前は
そうまでして我に付き纏うのだ?」
スサノオ
「我はこの通り
新たな奥義の会得に励んでおる」
スサノオ
「何せ…この森を抜けた先の高宮平には
恐ろしい怪物がいると聞くからな」
スサノオ
「怪物の名は赤…ナントカ
スサノオ
「百の手下を従えるという
妖怪の首領だ」
イッスン
「あ…赤ナントカ?
何だィそりゃ?」
スサノオ
「な…名前はちょっと
ド忘れしたのだ!」
スサノオ
「ともかく…高宮平で暴れまわり
人々を苦しめているその大妖怪を―」
スサノオ
「我は何としても退治せねばならん!!」
スサノオ
「そのためにはまずじっくりと鍛錬をし
彼奴を葬る絶対奥義を会得せねば…」
スサノオ
「…それに今は高宮平へ渡る橋が
壊れている
故急いでも仕方がないしな」
スサノオ
「なぁに奥義を会得した暁には濁流を
泳いででも退治に出向いてくれるわ!」
スサノオ
「…さぁ分かったらあっちへ行け!
鍛錬の邪魔をするな!」

(頭突き)
スサノオ
「むおっ!?」


スサノオ
「しつこい奴だなお前も!」
スサノオ
高宮平赤ナントカ
退治するための鍛錬中だと言うのに…」
スサノオ
「ホレこれをやるから
あっちへ行っておれ!」
(おにぎりをくれる)

(3回目)
スサノオ
「エ…エサはもうないぞ」
スサノオ
「その辺の木の実でも漁っておれ!」

(頭突き)
スサノオ
「わ…分かったこれが最後だ!」


スサノオ
「さすがにもうくれてやる物はない!」

(頭突き)
スサノオ
「ま…負けるかぁ!!」


(ツタ巻遺跡の扉を調べる)
イッスン
「何だいここはァ?
ずいぶんモノモノしい建物だけど―」
イッスン
「このデカい門
鍵がついててビクともしねェや」


イッスン
「この頑丈そうな門
どうやったら開くんだァ?」
イッスン
「……」
イッスン
「…まァいいやこの辺適当にブラついてりゃ―」
イッスン
「手がかりの一つや二つ
落ちてるってもんよォ!」


(石碑を調べる)
『 「曇りヶ淵」 』
イッスン
「ここがアガタの森が誇る名所
曇りヶ淵だぜェ」


(頭突き)
コカリ
「うわっ何するの!?」

コカリ
「梅太郎…
あいつ無事でいるかなぁ…」
コカリ
「…何だいワン子
キミも一人ぼっちなの?」
コカリ
「ボクの名前はコカリ
…よろしくね」
『 森の子 コカリ 』
コカリ
「ああこれ?
これは魚を釣るためのサオだよ」
コカリ
「実はこれ針どころか
糸さえ付いてない
んだけど―」
コカリ
「それにはワケがあるんだ…」


コカリ
「この間ボク犬の梅太郎と一緒に
秘密の場所へ探検に行ったんだ」
コカリ
「そこは…ツタ巻遺跡っていう
古い建物で―」
コカリ
「それまではカギが掛かっていて
中へは入れなかったんだけど…」
コカリ
「森の奥で偶然カギを見つけて
中へ入ってみる事にしたんだ」
コカリ
「そしたら…遺跡の奥から
気味の悪い唸り声が聞こえてきて―」
コカリ
「それに驚いたボクたちは
一目散に逃げ出したんだ」
コカリ
「それから遺跡の入り口にカギをかけて
家まで走って来たんだけど―」
コカリ
「気が付いたら梅太郎の姿が
見えなくなっていたんだ!」
コカリ
「梅太郎はきっと遺跡の中に
取り残されたままだよ…」
コカリ
「ずっと一人ぼっちで
泣いているんだよ!」
イッスン
「オイオイ…そこまで分かってたら
何で助けに行かないんだァ?」
イッスン
「こんなところでのんびり釣りなんか
してる場合じゃねぇだろォ?」
コカリ
「そ…それがボク
遺跡から走って帰る途中―」
コカリ
「この水辺で転んで水の中に
遺跡のカギを落としちゃったんだ!」
コカリ
「ボク…カギを釣り上げようと
頑張ったんだけど―」
コカリ
「針も糸も全部魚に取られて
サオだけになっちゃったんだ!」
コカリ
「ウワア〜ン!!」


コカリ
「ボク落とした遺跡のカギを
釣り上げようと頑張ったんだけど―」
コカリ
「針も糸も全部魚に取られて
サオだけになっちゃったんだ!」
コカリ
「ウワア〜ン!!」


コカリ
「ボク落とした遺跡のカギを
釣り上げようと頑張ったんだけど―」
コカリ
「針も糸も全部魚に取られて
サオだけになっちゃったんだ!」
コカリ
「ウワア〜ン!!」
イッスン
「ウムムムムム…
この野郎メソメソしやがってェ」
イッスン
頭突きでもカマして
根性を入れ直してやろうぜェ!」

(頭突き)
コカリ
「ギャフン!!」
イッスン
「ヤイヤイヤイヤイヤイ!」
イッスン
「オイラは金玉虫と泣き虫が
大嫌いなんだィ!」
イッスン
「お前…大切な犬を危険な遺跡に
置き去りにしちまったんだろォ?」
イッスン
「だったら何があってもそのカギを
釣り上げて助けに行けよォ!」
コカリ
「で…でも…」
イッスン
「あのなァ
釣りなんてモンはノリだィノリ!」
イッスン
「ノリが良けりゃ
魚でも女でも釣れるモンなんだよォ!」
イッスン
「さぁオイラたちが見ててやるから
楽しいノリでやってみなァ!」


イッスン
「…それにしてもこの水場
不気味に濁ってやがるなァ」
コカリ
「ここは曇りヶ淵って呼ばれていて…
いつもこんな風に沈んだ色なんだ」
コカリ
「でも曇りヶ淵って呼ばれるのには
もう一つ理由があるんだよ」
コカリ
「それは…大昔この淵に棲んでいた
人間の何倍もある大きなヌシが―」
コカリ
「水面に映った月を
呑みこんじゃったって話があるからさ」
コカリ
「その話が本当かどうかは
誰にも分からないけど―」
コカリ
「でもこのアガタの森には今も
月が昇る事はないんだ」
イッスン
「そ…そんなヘコむ話は
いいからよォ…」
イッスン
「お前はもっと
楽しいノリで行けってェの!」
イッスン
「さァてアマ公…」
イッスン
「こいつの釣り筆しらべで手伝って
やろうぜェ」
イッスン
「"あるはずの糸が無い"」
イッスン
「…だったらサオと魚を線で繋いで
糸を描いてやりゃ
いいって事だァ!」

(画龍で糸を描く)
コカリ
「わわっ 魚がかかったよ!?」
イッスン
「坊主気を付けなァ!」
イッスン
力一杯引くだけじゃ
無駄に体力を失う
ぜェ?」
イッスン
だましだまし引っ張って
上手に魚を引き寄せる
んだァ!」

(三匹目に大シャケ)
『 大シャケを釣り上げた! 』

コカリ
「す…すごい大物が釣れたねぇ」
コカリ
「…ん?」
(大シャケの口から何かが飛び出す)
コカリ
「あれれれ〜っ!!」
コカリ
「こ…これは遺跡のカギだぁ!」
コカリ
「釣り上げた大物の口から
ポロッと出てきたよ!」
コカリ
「…これで遺跡に梅太郎を
助けに行けるぞ!」
コカリ
「よ〜しじゃあ今度こそ
逃げたりしないで遺跡の奥まで…」
(カギを銜えて持って行くアマテラス)
コカリ
「ああっワン子何するんだよ!」
イッスン
「へっへ
粋な事するじゃねェかアマ公」
イッスン
「ガキに危ない真似をさせたら
大神サマの名が廃るってモンだァ」
イッスン
「さァてそのツタ巻遺跡とやらに
迷子の犬探しと洒落込もうぜェ!」


(ツタ巻遺跡の前でカギを使い扉を開ける)
イッスン
「さァて…迷子の犬コロを捜しに
行ってみるかァ」
イッスン
「…でも実はオイラ
もっと気になる事があるんだけどよォ」
イッスン
「ここは大昔から誰も入った事のない
遺跡なんだよなァ?」
イッスン
「…って事は―」
イッスン
「この奥には何かとんでもないお宝が
眠ってたりするんじゃねェか?」
イッスン
「…プフフフフ!」
イッスン
「ま…まァそれはそれとして
一丁行って見ようぜェ!」