(神州平原に出る)
イッスン
「さァて新しい筆業も手に入れたし…
やる事は一つだァ!」
イッスン
「…とその前にアマ公!」
イッスン
「お前…喜び勇んで走り回ってるうちに
大事な用事を忘れそうだから―」
イッスン
「一つ物覚えの秘訣
教えといてやるぜェ」
イッスン
「いいかァ? …もしも次に何をするのか
忘れちまった時には―」
イッスン
「まずSTARTボタン道中扇
開いたらその中の虎の巻を覗いて―」
イッスン
「そこにある伝聞録を探るのよォ!」
イッスン
伝聞録ってのは
お前の頭の中にある会話の記憶さァ」
イッスン
「…人から聞いた大事な話ってのは
頭のどこかに覚えているもんよォ」
イッスン
「そんな会話の記憶を
ああやって穿り返せば―」
イッスン
「きっと大抵の事は
思い出せるハズだィ!」
イッスン
「…この秘訣を身に付ければ
怖い物なんか何もねェや」
イッスン
「まずは出来る事からコツコツと…
さァ前に進もうぜェ!」


名も無き男
「おいおいいつの間にか川の水が
綺麗になってるのは気のせいか?」
名も無き男
「…少し前にスサノオがエラい勢いで
飛び出して行ったが…」
名も無き男
「ま…まさかスサノオが
川の水を綺麗に…!?」
名も無き男
「…そんなワケないよなぁ」


名も無き男
「こんな綺麗な水の流れは
久しぶりに見たぜ」
名も無き男
「ひょっとして奥に祀られている
不思議な水晶玉の力なのかぁ?」

(頭突き)
名も無き男
「ま…待て待て
綺麗になった川の水を見てみろよ!」


(賽の芽を調べる)
イッスン
「わかってンだろォ! アマ公
このボロボロになった賽の芽―」
イッスン
「お前の力で
元の綺麗な姿に戻してやろうぜェ!」

イッスン
「このボロボロの賽の芽―」
イッスン
「お前の力で何とかしてやれよォ!
もう忘れちまったのかィ?」
イッスン
枯れ木に大きく丸を描く…
これが桜花の真髄よォ!」
イッスン
「さっさとこの芽を蘇らせて
サクヤの姉ちゃんを助けてやろうぜェ」


(賽の芽を蘇らせると神州平原が浄化される)
イッスン
「あ…あれだけのタタリ場を
スッカリ消し去っちまったぜェ!?」
イッスン
「草木や動物たち…
野に吹く風の香りも元通り!」
イッスン
「まさに神降ろし中の神降ろし
大神降ろしの品格だァ!」
イッスン
「…大自然を味方にする大神さまだィ
こうして呪いを祓って行けば―」
イッスン
「きっとみんなが
お前に力を運んでくれるぜェ!」
(遠目に神木村のご神木が葉を付ける)
イッスン
「オイオイあれは―」
イッスン
「サクヤの姉ちゃんのご神木じゃねェか」
イッスン
「姉ちゃん…賽の芽が蘇ったから
少しは元気になったかよォ?」
イッスン
「まぁ姉ちゃんの所へは
また後で顔を出してみるかァ」
イッスン
「…それより今は
せっかく草花が元に戻ったんだァ」
イッスン
「一丁この神州平原を
走り回ってみちゃどうだィ?」
イッスン
「お前も大昔に死んじまって
随分長い間眠りこけてたんだろォ?」
イッスン
「ちったぁ野山を駆け巡らねェと
体がナマるってもんだぜェ!」


(賽の芽を調べる)
イッスン
「すっかりこの賽の芽も
元の姿に蘇ったなァ…」
イッスン
「ここら一帯を覆ってた
タタリ場もキレイさっぱりなくなったし―」
イッスン
「これからもこの地の
自然を見守ってくれるコトだろうよォ」


行商人
「ハテ…私は何をしてたんだっけ?」
行商人
「…確かこの神州平原で物凄い怪物の
唸り声のようなものを聞いて―」
行商人
「この賽の芽の下に
逃げ込んだんだっけなぁ」
行商人
「…丁度いいや! 縁起も良さそうだし
ここで店を開こうかな?」
行商人
「ワン子もお使いの用事があったら
ここで済ませて行きなよ」
行商人
「そうだ! …お前に言葉が伝わるか
分からないけど―」
行商人
「お前の鼻を見込んで
一つお願いをしようかな」
行商人
「もしもその辺で綺麗な壷や皿なんかを
見つけたら―」
行商人
「そのまま放っておかないで
私の所に持って来てくれないかい?」
行商人
「もしも価値のある骨董品だったら…
ちょっとお小遣いをあげるからさ!」
イッスン
「骨董品?」
イッスン
「アマ公…そう言や
そんなような物も拾ったっけなァ?」
イッスン
「まァ確かに壷だの皿だのは
お前が持ってても役に立たねェから―」
イッスン
「とっとと売っ払って
金に換えちまおうぜェ」
イッスン
「…せっかく集めたものを手放すのが
惜しいって気持ちも分かるが―」
イッスン
「集めた骨董品の目録はちゃんと
道中扇の中に残るから心配すんなィ!」
行商人
「…さっきからブツブツと
どうかしたの?」
行商人
「もしかして早速拾い物を
譲ってくれるのかい?」

行商人
「何だいワン子お使いかい?」

(頭突き)
行商人
「こらこら商売の邪魔だよ!」


名も無き男
「最近洞窟の奥から桜の香りが
ほのかに漂ってくるんだ」
名も無き男
「何だか平和な気分になるなぁ」


名も無き男(夜)
「…人の家に上がり込むのはいいが
そんなに物欲しそうな顔をするなよ」
名も無き男
「ホレこれでも食え」
(おにぎりをくれる)

(2・3回目)
名も無き男
「何だまだ欲しいのか?
…ホレ」

(4回目)
名も無き男
「…もうおしまい!
俺の分がなくなっちまうよ」

(頭突き)
名も無き男
「め…飯がこぼれるだろ!」


名も無き男(神州平原復活後一夜明けて)
「フゥ…やはりここで斧を振るう方が
しっくり来るなぁ!」
名も無き男
「見てくれワン公…タタリ場が
現れた時に消えちまったこの焼き窯―」
名も無き男
「…俺の自慢の仕事場が
いつの間にか元に戻っていたんだ!」
名も無き男
「実は陶芸が俺の生業でな…」
名も無き男
「またバリバリ焼き物を作れると思うと
ワクワクしてくるよ!」


名も無き男
「仕事再開の第一作が出来上がるには
もう少し時間がかかるな…」
名も無き男
「いい焼き物が出来たら
お前にも分けてやるよ!」

(頭突き)
名も無き男
「コ…コラ邪魔をするな!」


(ヒビ割れた壁を調べる)
イッスン
「この壁…ヒビが入ってるなァ」
イッスン
「それもヒビの隙間から微かに
風が吹いて来らァ」
イッスン
「…こりゃこの壁を壊してみる価値は
あるぜェ!」

(壁に頭突き)
イッスン
「気合入ってんなァアマ公!」
イッスン
「何だい 頭突きで
壁を壊そうって言うのかィ?」

(頭突き二回目)
イッスン
「おいおいこの壁
そう簡単には壊れそうにないぜェ」


(猫の石像を調べる)
イッスン
「何だい? このオトボケ顔の石像はァ?」
イッスン
「よくよくみりゃ
お前の間抜け顔によく似てるぜェ」
イッスン
「プフフフフ!」


(転がってる飛脚に頭突き)
イダテン
「ち…ちょっとタンマ
後で遊んでやるから!」
イッスン
「お前…苦しんでる奴にも
容赦ねェな」

イダテン
「痛てててて…!」
イダテン
「弾丸特急便のイダテンさまとも
あろう者が―」
イダテン
「何かに取り憑かれて動けねぇたぁ
情けねぇや!」
『 特急野郎 イダテン 』
イダテン
「こんな所で転がってたら
手紙を待ってるみんなに申し訳ねぇ…」
イダテン
「きっと妖怪のやつらが面白半分で
俺っちにチョッカイ出してやがるな?」
イダテン
「…ちくしょうこんな事なら
旅のお守りを買っておくんだったぜ!」
(旅のお守りを持っていると)
イダテン
「お…おいワン子?」
イダテン
「お前さん旅のお守りを
持ってるじゃねぇかい!?」
『 旅のお守りを渡した 』
イダテン
「おおおおおおーッ!!」
イダテン
「軽い軽い
体が軽くなったぁ!」
イダテン
「ありがとよワン子
お陰で助かったぜ」
イダテン
「…さぁてこうしちゃいられねぇや」
イダテン
「配達の遅れを取り戻さねぇとなぁ!」
(走り去る)


イダテン
「どいたどいたぁ!」
イダテン
「手紙が山盛りで大忙しだぁ!」

イダテン(夜)
「どいたどいたぁ!」
イダテン
「配達の夜行便は大忙しだぁ!」

(頭突き)
イダテン
「いい踏み込みだぜぇ! ワン子」


(羅城門に近付く)
イッスン
「!?」
イッスン
「何だァあの古びた門は…?」
イッスン
「あからさまに
怪しい見て呉れだけど―」
イッスン
「あの周りに渦巻いてる妖気も
半端じゃないぜェ!」
イッスン
「…かと言って大神サマが
避けてちゃ格好が付かねェし―」
イッスン
「どうするアマ公…
あの門をくぐってみるかァ?」

(羅城門をくぐると妖怪と戦闘、勝つと周囲の自然が復活)
イッスン
「なるほどあの門は
妖怪どもの住処だったのかよォ!」
イッスン
「…さながら鬼の棲み着く羅城門
ってところかィ?」
イッスン
「妖怪どもめ…あんな大層なモンを
おっ建てやがって太ぇ奴らだァ」
イッスン
「目障りだから見つけ次第
片っ端からブッ壊して行こうぜェ!」


(看板を調べる)
『 「名も無き男の窯元」 』
イッスン
「陶磁器を焼くための
デカい焼き窯だァ」
イッスン
「どうやらここは
誰かの仕事場みてぇだなァ」
イッスン
「これだけの焼き窯だァ
いい陶器が出来そうじゃねェか」


(道祖神を調べる)
イッスン
「賽の神“道祖神”を祀った
石碑みたいだけど―」
イッスン
「誰もここを訪れた形跡はねぇや
…可哀想なくらいボロボロだァ」
イッスン
「まったくしょうがねェな…
お供え物くらい置いてやれよォ」


(道場に近付く)
イッスン
「おおっとォ?」
イッスン
「…随分物々しい看板が立ってらァ」
イッスン
「アマ公…
ここは道場って言って―」
イッスン
「人間たちはこう言う場所で
剣術や体術を学んだりするのさァ」
イッスン
「…まァ人間がお前にそんな稽古を
付けてくれるのか分からねェが―」
イッスン
「愛想振り撒いてりゃ
ちったァ遊んでくれるんじゃねェか?」


(看板を調べる)
『 「小柄流 武術道場」 』
イッスン
「ここは変わり者の爺さんが
開いているボロ道場だぜェ」


小柄鬼斬斎
「ホホウ…?」
小柄鬼斬斎
「こりゃ可愛らしいオオカミさんが
やって来たのう」
小柄鬼斬斎
「ワシの名前は小柄鬼斬斎
ここは小柄流武術道場じゃ」
『 小柄流頭首 小柄鬼斬斎 』
小柄鬼斬斎
「してオオカミさんや
こんなボロ道場に一体何用かな?」
小柄鬼斬斎
「…まさかこの道場に
武術を学びに来たんじゃあるまいの?」
(武術を…学んで行く)
小柄鬼斬斎
「ホッホッホ
こりゃ物好きなオオカミさんじゃのう」
小柄鬼斬斎
「しかし可愛らしいお前さんと
遊んでやりたいのは山々じゃが―」
(武術を…学ばない)
小柄鬼斬斎
「そうじゃそうじゃ
稽古は遊びと違って危険じゃからのう」
小柄鬼斬斎
「さあお外で遊んでおいで
ホッホッホ」
小柄鬼斬斎
「危険な稽古で
怪我をさせてはイカンしのう…」
小柄鬼斬斎
「そうじゃ! 稽古代がちと高いんじゃが
お前さんに払えるのかの?」
(お金を払う)
小柄鬼斬斎
「何と!? お前さん
本当に稽古代を用意しておったのか?」
小柄鬼斬斎
「そうか…」
小柄鬼斬斎
「そこまで言うのならば仕方が無い」
小柄鬼斬斎
「望み通り…ワシが直々に
稽古を付けてやろう…」
小柄鬼斬斎
「…ウムムムムム」
小柄鬼斬斎
「うおおおおおおーッ!!」
(顔がひっくり返って変身)
小柄鬼斬斎
「フウウウウ…」
小柄鬼斬斎
「貴様覚悟は出来ているだろうな?」
小柄鬼斬斎
「ではこの中へ入るがいい…」

小柄鬼斬斎
「今更怖気付いたとは言うまいな?」
小柄鬼斬斎
「さあ扉をくぐって中へ入るがいい…」

(頭突き)
小柄鬼斬斎
「ちぇりゃあーッ!!」


(奥に入る)
小柄鬼斬斎
「それでは稽古を始めるぞ!」
小柄鬼斬斎
「貴様が今から修得するのは
神業○○だ」
小柄鬼斬斎
「まずは極意修得の心得を
しっかり頭に刻み付けろ!」
(中略)
小柄鬼斬斎
「…どうだ理解したか?」
(理解…した)
小柄鬼斬斎
「ウム…よかろう」
小柄鬼斬斎
「…それでは貴様にこの業の
指南書を授けよう」
(理解…してない)
小柄鬼斬斎
「貴様何を聞いておったーッ!!」
小柄鬼斬斎
「…もう一度教えてやるから
しっかり聞けい!」
小柄鬼斬斎
「武人の魂を忘れかけた時は
これを見て熱き心を思い出すのだ!」
『 師範からの指南書を手に入れた 』
(○○がフィールドでも使える業の場合)
小柄鬼斬斎
「この業は天賦の才を持つ者のみが
使いこなせる高等技術―」
小柄鬼斬斎
「修行などという生ぬるい事はナシだ!」
小柄鬼斬斎
「ここで存分に練習したら
野を駆けその身に覚え込ませるのだ!」

小柄鬼斬斎
「何だ…もう一度
極意修得の心得を聞きたいのか?」
小柄鬼斬斎
「…仕方の無い奴め
しっかり頭に刻み付けろ!」

(部屋を出る)
小柄鬼斬斎
「…行ってしまったか」
小柄鬼斬斎
「オオカミよ
たとえ一つの業を究めようとも―」
小柄鬼斬斎
「己を磨く心を無くしたら
そこで武人は終わりだ」
小柄鬼斬斎
「貴様が武人の魂を忘れぬよう
ワシは祈っておるぞ」


小柄鬼斬斎
「ホッホッホまた来たのかな
可愛らしいオオカミさんや」
小柄鬼斬斎
「…もしかして
この道場で武術を学びたいのかの?」

(お金を払う)
小柄鬼斬斎
「何と!? お前さん
また稽古に挑むと言うのか?」
小柄鬼斬斎
「そうか…」
小柄鬼斬斎
「そこまで言うのならば仕方が無い」
小柄鬼斬斎
「今度こそ…今度こそ手加減はせんぞ」
(後略)

(業を全て修得している場合)
小柄鬼斬斎
「ホッホッホ オオカミさんや
また遊びに来たのかな?」
小柄鬼斬斎
「じゃがここでお前さんに教える事は
もう無いわい」
小柄鬼斬斎
「…さぁ外へ行って
元気に遊んでおいで!」

小柄鬼斬斎
「残念じゃがここでお前さんに
教える事はもう無いわい」
小柄鬼斬斎
「…さぁ外へ行って
元気に遊んでおいで!」

(頭突き)
小柄鬼斬斎
「ホッホ
力が有り余っておるのう!」


(看板を調べる)
『 「アガタの森船着場」 』
イッスン
「ここは神州平原とアガタの森を
むすぶ渡し舟の船着場さァ」
イッスン
「昔は頻繁に舟が
この水路を往来してたんだけど―」
イッスン
「今じゃ水位がすっかり下がっちまって
渡し舟は休業しっぱなしだぜェ…」


(石碑を調べる)
『 「この先アガタの森」 』
イッスン
「この水路の先に
アガタの森があるぜェ」
イッスン
「アガタの森はこの辺りじゃあ
一番緑が豊富で肥沃な場所でよォ」
イッスン
「大昔はよく村の奴らも
船で森に行っていたって話だけどなァ…」


(芝地を浄化しひび割れた地面を調べる)
イッスン
「おやァ? この地面…
すいぶん派手にヒビが入ってるなァ」
イッスン
「これくらいの弱った地盤
怒エラい威力の業でもあれば―
イッスン
「ドカンと一発
爽快に吹っ飛ばせそうじゃねェか?」


(看板を調べる)
『 「怒エラい花火師タマヤの家」 』
イッスン
「…匂うぜァアマ公
怪しい香りがプンプンするぜェ」
イッスン
「この鼻をツーンとつんざく香りは
火薬の匂いだなァ」
イッスン
「花火に使う火薬かァ?
何だかワクワクしてくんなァ!」


(家の扉を調べる)
『 「ただいま大爆睡中
   用事のあるヤツぁ夜に来い」 』
イッスン
「…だとよォ」
イッスン
「また夜中に出直してみるかァ?」


(設計図を調べる)
イッスン
「おっ見たところこりゃあ
花火の設計図みたいだなァ!」
イッスン
「それにしても変テコな形だぜェ
ちゃんと上手く出来るのかよォ…」


タマヤ
「うぬぬぬぬぬ…」
タマヤ
「おかしい…そんなはずはねえ…」


タマヤ
「うぬぬぬぬぬ…」
タマヤ
「俺の設計に間違いはねえんだ…!」


タマヤ
「うぬぬぬぬぬ…」
イッスン
「お…おい兄サン
ちょっといいかィ?」
タマヤ
「…うん?」
タマヤ
「何だこのヘンテコな火の玉は?」
イッスン
「だ…誰が火の玉だァ!
オイラは旅絵師のイッスンさまだィ!」
タマヤ
「おおっ?
おめぇ中々燃えてやがんな?」
タマヤ
「俺の名はタマヤ」
タマヤ
炎の花火師タマヤたぁ
俺の事よ!」
『 炎の花火師 タマヤ 』
タマヤ
「聞けぇおめぇら」
タマヤ
「俺は今怒エラい玉を
ブチ上げようとしてるのよ」
タマヤ
「見なあの壁に貼ってある設計図を」
タマヤ
「あれは俺が花火師人生を懸けて
考え出した花火の設計図で―」
タマヤ
「その名も真夜中の爆裂ボォイっていう
打ち上げ花火さ!」
タマヤ
「だがなぁ…」
タマヤ
「設計は間違ってねぇハズなのに
どうしても完成しねぇんだよ」
タマヤ
「……!」
タマヤ
「おい犬コロ」
タマヤ
「…おめぇいい目をしてやがんなぁ」
タマヤ
「燃えてる…
おめぇの目も燃えてやがるぜ!」
タマヤ
「その目に見詰められたら
俺の作品が完成するかも知れねぇ…」
タマヤ
「頼む犬コロ! 俺の一世一代の大勝負
見て行ってくれ!」
タマヤ
「花火師タマヤ行きます!」
「大輪一番星真夜中の爆裂ボォイの舞!」
(成功すると花火が上がる)
イッスン
「おおおお〜こりゃすげェや!」
イッスン
「あのタマヤとかいう兄サン
ちょっと抜けてるけど腕は一流だなァ」
イッスン
「んん? あの光は…」
(空が輝き出す)
イッスン
「来たぜェアマ公また星座だァ!」
(成功すると花火玉に乗った猪と火種を持った瓜坊が現れる)
爆神
「おお…
我らが慈母アマテラス大神」
爆神
「世の中の人の心は目離るれば
忘れぬべきものにこそあめれど―」
(失敗)
タマヤ
「何だ…何が足りねぇんだ!?」
タマヤ
「チクショウ
何度だって挑戦してやらぁ!」


タマヤ
「おっ何だおめぇら
また俺に付き合うってのか?」
タマヤ
「いい度胸だ
じゃあもうイッパツブチ上げるかぁ!」
タマヤ
「花火師タマヤ行きます!」
タマヤ
「大輪一番星真夜中の爆裂ボォイの舞!」
爆神
「我が君雲隠れ給いて
目こそ隔つとも何でう心隔つや」
爆神
「いざこの爆神唯今御許のもとへ
帰り仕りて―」
爆神
輝玉の筆業謹みて捧げ奉らん!」
(爆神がアマテラスに宿る)
イッスン
「オイオイオイ
また新しい筆業が戻ったのかよォ!?」
イッスン
「今の爆神はその名の通り
爆発の筆業輝玉の神サマ―」
イッスン
「きっとタマヤの兄サンの情熱が
筆神サマの力を蘇らせたんだぜェ!」
イッスン
「…それじゃさっそく
その輝玉の力を試そうじゃねェか!」
イッスン
「そうだ
あそこのヒビが入ってる壁―」
イッスン
「あそこに輝玉を仕掛けてみたら…
ど…どうなるンだ?」
イッスン
「ゴクリ…」
(失敗)
イッスン
「あれェ? …もしかして輝玉の描き方を
忘れちまったんじゃないだろうなァ?」
イッスン
「さっきタマヤの兄サンの所で描いた
あの花火の形だよォ!」
(失敗二回目)
イッスン
「だから花火の形だってェ
覚えてないのかよォ?」
イッスン
丸にピョイッと毛が生えたような
あの形だってェの!」
(成功)
イッスン
「あ あ あ…穴が開いたァ!?」
イッスン
ヒビの入った壁を
吹き飛ばしちまった
よォ!」
イッスン
「さすが輝玉
怒エラい破壊力じゃねェか…」
イッスン
「これなら妖怪だってブッ飛んじまうぜェ!」
イッスン
「これだけの威力…最初はチョイと
扱いに梃子摺るかも知れないが―」
イッスン
「自在に描き出せるようになりゃ
これほど頼もしいものはねェや!」


タマヤ
「も…」
タマヤ
「燃え尽きたぜ…」
イッスン
「あ〜あ
こりゃ暫く起きねェな」

(頭突き)
タマヤ
「フガッ!」


(設計図を調べる)
イッスン
「怒エラい輝玉の設計図―」
イッスン
「やっぱタマヤの兄サン
いい腕してらァ!」


(頭突き)
タマヤ
「な…何だ何だ
また火薬に引火したのかぁ!?」


(石碑を調べる)
『 「ハラミ湖」 』
イッスン
「ハラミ湖って言やァ
かのイザナギ伝説の舞台となった場所だぜェ」
イッスン
「まあその英雄の子孫が
スサノオだって言うんだから―」
イッスン
「何だかありがたみが薄れるよなァ…」


(看板を調べる)
『 「十六夜神社」 』
イッスン
「ここはこの先の十六夜の祠
訪れる旅人を御祓いする神社だぜェ」


ミカヅキ
「困った困った!
困った事になりましたぁ〜!!」
『 十六夜神社 神主ミカヅキ 』
ミカヅキ
「おや? …こんな神社に
珍客が迷い込みましたね」
ミカヅキ
「丁度いい白いオオカミや
ちょっと私の話を聞いて下さい!」
ミカヅキ
「外に広がるのは
このナカツクニ最大の湖ハラミ湖
ミカヅキ
「…その真ん中には十六夜の祠という
古い祠が建っていたのですが―」
ミカヅキ
「それがいつの間にか跡形も無く
消えているではないですか!?」
ミカヅキ
「その祠はイザナギさまと白野威さまが
退治した恐ろしい怪物を祀るもので―」
ミカヅキ
「怪物の魂を鎮めるための宝剣月呼
納めてあったのです!」
ミカヅキ
「その怪物の名は…」
ミカヅキ
「いや! 口にするだけで呪われます!」
ミカヅキ
「ともかく一体どうして
祠が消え失せてしまったのか…」
ミカヅキ
「…いつもは陰陽師のウシワカ殿
祠の警備をしているのですが―」
ミカヅキ
「都へ帰って留守の時に限って
こんな騒動が起こるなんて!」
ミカヅキ
「ムムッ!? そう言えば…」


ミカヅキ
「最近この辺りにも妖怪が
出没するようになったのですが―」
ミカヅキ
「特にしつこくいたずらをしてくる
ならず者妖怪がいるんです!」
ミカヅキ
「もしかしたらあの妖怪たちの
仕業かもしれません…」
ミカヅキ
「いえこの際そうでなくても
あの者どもに怒りをぶつけましょう!」
ミカヅキ
「…そう考えて既にならず者妖怪の
名前を書いた手配書
を用意しました」
ミカヅキ
「ならず者妖怪たちには神のお導きで
何か目印が付いているでしょうから…」
ミカヅキ
「出会えば一目で分かるはずです」
ミカヅキ
「…と言ってもこの者どもは
用心深いので夜しか現れませんが…
ミカヅキ
「ではオオカミやどこか目立つ所に
手配書を貼って来てはくれませんか?」
ミカヅキ
「勇気ある者が必ず
力を貸してくれる事でしょう」
『 ミカヅキの妖怪手配書をもらった 』
ミカヅキ
「神のご加護がありますように…」
イッスン
「…アマ公
こりゃオイシい仕事だぜェ」
イッスン
「この手配書オイラたちが
預かっておいて―」
イッスン
「ならず者の妖怪たちを
退治するってのはどうだィ?」
イッスン
「どうせ妖怪の方から寄って来るし
ご褒美も期待出来るしなァ」
イッスン
「…まぁ夜しか現れないみたいだから
ボチボチ探してみようぜェ!」


ミカヅキ
「…そういえばお前はどことなく
あの白野威さまに似ていますね」
ミカヅキ
「神木村に祀られている
白野威さまの像にそっくりですよ」
ミカヅキ
「どこかで白野威さまが
見守ってくれていますように…」
ミカヅキ
「では手配書の件
宜しく頼みましたよ」

(頭突き)
ミカヅキ
「ひょっ!?」


(神社を出ると自動で夜になりならず者妖怪が出現)
『 ○○が
 現れた! 』
イッスン
「な…何だァ? あの妖怪―」
イッスン
「体に破魔矢が刺さってるぜェ!?」
イッスン
「破魔矢は人間の強い情念が生んだ
討魔の神器―」
イッスン
「…つまり誰かの恨みを買ってる目印
って事だァ!」
イッスン
「よォしやっちまえアマ公!」
イッスン
「あいつだけは
絶対逃がすんじゃねぇぞォ!」
(ならず者妖怪を倒すと自動で戦闘終了)
『 ○○…を退治した! 』
イッスン
「思った通り…今の野郎は
手配書ならず者妖怪じゃねェか!」
イッスン
「たまたま見つけたようなモンだけど―」
イッスン
「…とにかく
こりゃ儲けモンだィ!」
イッスン
「早速お前が持ってる手配書から―」
イッスン
「退治した野郎の名前を
スパッと消しちまおうぜェ!」
イッスン
「さァこれがさっきの野郎の顔が
描かれた面相書きだィ」
イッスン
「お前の手柄なんだから
自分の筆で名前を消しなァ!」
(成功)
イッスン
「一丁上がりっとォ!」
イッスン
「この調子だと…全部の名前を消すのも
スグじゃねェか?」
イッスン
「ならず者妖怪どもを片付けて
神主サマの所へ行ったら―」
イッスン
「何かご褒美でももらえるかもなァ?」







(線が斜めになった場合)
イッスン
「何だい
興奮して震えてるのかィ?」
イッスン
「左から右へ横に真っ直ぐ
ズィ〜ッっと線を引いて消すんだよォ!」
(名前を間違えた場合)
イッスン
「オイオイオイ
そいつじゃねぇだろォ!?」
イッスン
「ちゃんとお前が退治した奴の名前を
消しなァ」
(違う奴二回目以降)
イッスン
「だからそいつじゃないってェ!」
イッスン
○○…って奴だろォ?」


イッスン
「よォし
またならず者妖怪をブッ倒したなァ」
イッスン
「それじゃ例の儀式行ってみようぜェ!」
イッスン
「要領は分かってるよなァ?
スパッと行けスパッとォ!」
(全部消し終わる)
イッスン
「おおっ!?」
イッスン
「これで手配書の名前が
綺麗サッパリ消えたじゃねェか!」
イッスン
「これを神主サマに届けてやったら
きっと喜ぶぜェ」
イッスン
「それからご褒美をタンマリ…
プフフフフ!」


ミカヅキ
「おやオオカミや
また来たのですか?」
『 ミカヅキの妖怪手配書を見せた 』
ミカヅキ
「……」
ミカヅキ
「な な な 何ですとォ〜ッ!?」
ミカヅキ
「手配書のならず者妖怪たちが
全部消されているではありませんか!」
ミカヅキ
「…そう言えばならず者妖怪たちの
気配が全く感じられません!」
ミカヅキ
「こ…こんな事を一体誰が…?」
ミカヅキ
「ともかくこれは
何ともありがたい事です!」
ミカヅキ
「オオカミや力を貸してくれた
勇気ある方に是非これを届けて下さい」
『 黄金砥粉をもらった! 』


ミカヅキ
「ならず者たちがいなくなって
夜も静かに眠れるようになりました」
ミカヅキ
「しかし祠のご神体である
宝剣月呼は行方知れずのままです」
ミカヅキ
「何か良くないことが
起きなければ良いのですが…」


(鳥居をくぐると十六夜の祠へ移動)
イッスン
「あれェ?」
イッスン
「…確か鳥居をくぐったら
細い道が続いていて―」
イッスン
「その先には十六夜の祠っていう
小さな祠が建っていたハズだけど…」
イッスン
「あそこに見えるデカい山は何だァ!?」
イッスン
「い…いつの間にハラミ湖の真ん中に
あんなモンが現れたんだよォ?」
イッスン
「十六夜の祠って言やイザナギ伝説の怪物
が祀られている場所だァ」
イッスン
「あのデカい山…オイラの知ってる
小さい祠に比べりゃ―」
イッスン
「よっぽどサマになってる
佇まいだぜェ!」


(祠の入り口に入ろうとする)
イッスン
「痛ってェ!」
イッスン
「アマ公…こいつは妖気の壁だァ!」
イッスン
「こ…こんなに強力な奴は
オイラも見た事がねェや」
イッスン
「こりゃ近付かない方が
身のためだぜェ!」

イッスン
「やめとけってェアマ公!」
イッスン
「こりゃただの妖気じゃねェ
…ヘタに触ったら呪われるぞォ!」


(光明を使う)
イッスン
「あれェ?」
イッスン
「お天道サマは出たってのに
明るくならねぇぞォ?」

イッスン
「だ…だめだァ」
イッスン
「…どうして夜が明けないんだァ!?」


(全部見回らずに神木村に行こうとする)
イッスン
「何だいもう村へ帰っちまうのかよォ」
イッスン
地図はちゃんと見てるかァ?
…まだ行ってない所が結構あるぜェ」
イッスン
「お前が眠りこけてた百年の間に
神州平原も結構変わったんだから―」
イッスン
「ちったァ見回りした方が
いいんじゃねぇのかァ?」
(神州平原を…もっと探検する)
イッスン
「ホラ見ろォやっぱり地図
良く見てなかったなァ?」
イッスン
「せっかくだから
念入りに見回りしようぜェ!」

(この後見回らずに村へ)
イッスン
「何だい…結局村へ戻るのかよォ?」
イッスン
「まァサクヤの姉ちゃんの様子も
気になるし…探検は一休みにするかァ」
イッスン
「後でまた地図でも見ながら
改めて神州平原の探検をしようぜェ」
イッスン
地図に記されている場所は
一度は訪れて損はないからなァ!」
(神州平原を…放っておく)
イッスン
「まったく…
何をそんなに焦ってんだィ!」
イッスン
「まァサクヤの姉ちゃんの様子も
気になるし…探検は一休みにするかァ」
イッスン
「後でまた地図でも見ながら
改めて神州平原の探検をしようぜェ」
イッスン
地図に記されている場所は
一度は訪れて損はないからなァ!」








(印のある場所を全て見回ると)
イッスン
「よォアマ公」
イッスン
「これでこの神州平原は
大体見て回ったぜェ」
イッスン
「そろそろサクヤの姉ちゃんの様子でも
見に村へ戻ってみるかァ?」